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現代アーティスト森万里子の新作は"滝に浮く3メートルの輪" リオ五輪で発表

「Ring:One with Nature(リング・自然とひとつに)」 設置場所:the Véu de Noiva(花嫁のベール)(リオデジャネイロ州マンガラチバ、ムリキ)

 現代アーティストの森万里子が5月24日、ブラジルのリオデ ジャネイロで開催されるオリンピック・パラリンピック競技大会(以下、リオ五輪)の公式文化プログラムで発表する新作「Ring:One with Nature(リング・自然とひとつに)」に関する説明イベントを開いた。マンガラチバのムリキにあるthe Véu de Noiva(花嫁のベール)と呼ばれる高さ約58メートルの滝の上に直径3メートルの輪を設置し、リオ五輪後も永久的に残される予定。

 「Ring:One with Nature」は、森万里子による非営利団体「Faou Foundation」が展開し、「自然と人間の融和」をコンセプトに6つの大陸にサイトスペシフィックアートを設置するプロジェクトの2番目の作品と位置付ける。7年前に見た夢から着想したといい、「Eternity(永遠性)」や「Completeness(完全さ)」といった意味を込めた。水族館のアクリルパネルなどを手がける日プラの協力を得て2年間の実験を経て作られたリングは、太陽光の角度によってブルーからゴールドへ異なる輝きを見せるという。設置場所は2度変更があったなど紆余曲折を経て完成した。

 森万里子は、2011年にブラジルで開催し、同年の世界最多入場者数53万8,328人を記録した個展「Oneness」を機に、ブラジルを舞台にした同作の構想をスタートさせたという。リオ五輪の開催時期と重なったことで今回のプロジェクトが実現し、「大変光栄なこと。リオの遺産として受け継がれいくことを願っている」とコメント。リングと太陽が同一線上に重なることが予測される6月20日にモックアップテストを行う予定で、「金環日食のようになるのかと想像してワクワクしている」と期待を示している。同作品のオープニングセレモニーは、リオ五輪の開幕に先駆けて8月2日に開催される予定。森万里子は、8月4日または5日に聖火リレーにも参加する。駐日ブラジル大使のアンドレ・コヘーア・ド・ラーゴは、2013年にエスパス ルイ・ヴィトン東京で開かれた個展に訪れて以来、森万里子のファンだといい、「リオと自然とアートを結びつけてくれた。新作を拝見できることを楽しみにしている」とエールを送った。

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