Fumitoshi Goto

【動画】「ポケモンGo」に全米が熱狂、プレーヤー集客がビジネスチャンスに?

激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ

在米28年のアメリカン流通コンサルタント

フォローする:

■アメリカで7日から公開されたスマートフォン・ゲームの「ポケモンGo(Pokemon Go)」が、爆発的な人気となっている。ポケモンGoは拡張現実(AR)を応用し位置情報を活用しスマホの画面を見ながら街を歩いて、隠れているポケモンのキャラクターを探すゲームだ。リアルな世界を舞台にして、ポケモンを捕まえたり交換したり、戦わせたりするといった体験をゲームで実現している。ポケモンGoの実際の使い方は、ゲームプレイヤーがポケモントレーナーとなり、スマホ画面の地図に表示されたポケモンを探し歩いていく。ポケモンが見つかればポケモンボールを使いポケモンを捕まえ育てる。ポケモンを多く捕まえることで、ポケモントレーナーとしてのレベルが上がる。また、ポケストップ(PokeStop)と呼ばれる場所でモンスターボールなど道具を手に入れても、ポケモントレーナーのレベルが上がるようになっている。ポケストップは観光地や名所などに置かれている。ポケモントレーナーのレベルが上がることで、より強いポケモンをみつけることができるようにもなっているのだ。育てたポケモンはジム(Pokemon Gym)で戦わせ、ジムの持ち主を取り合っていくジムバトルを行うことができる。

ポケモンGoはアメリカ国内のみで少なくとも750万ダウンロードを達成し、すでに社会現象を引き起こすほど大人気になっている。ポケモンGoではポケモンを求めて普段いかないような場所にも足を運ばせる。ワイオミング州リバートンでは先週、水辺に生息するポケモンを捕まえようと19歳の女性がポケモンGoで遊んでいる最中、川に浮かんだ死体を偶然見つけた。ミズーリ州オファロンでは武器を持った4人の男がポケモンGoを悪用し、プレイヤーを特定の場所におびき寄せ金品を奪った事件が起こった。ゲームに夢中になりすぎて、プレーヤーが歩行者やモノにぶつかったり路上で転倒するなど、ケガも発生している。一方でポケモンGoがビジネスを伸ばしている事例もある。レストランの近くや店内にポケストップがあり客数が急増するのだ。ニューヨークのピザ屋では店内にポケストップが偶然あったことで売上が75%も急増したという。一部にはすでにポケストップを店内に誘致するアプリ「ルア・モデュール(Lure Module)」を購入して、レストラン集客に役立てているとも報告されている。

今後はレストランに限らず、コンビニエンスストアやスーパーマーケットのデリ、モール(フードコート)などにプレーヤーを集客する事例もでてくるだろう。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。アメリカでポケモンGoはニュースにも取り上げられるほど社会現象になっています。アメリカでは1990年代末にポケモン・ブームがありましたが、ポケモンに親しんだ子供たちはミレニアム世代であり、大人になっているのです。スマートフォンを使いこなすミレニアムが中心になってポケモンGoを盛り上げているように思えます。行き過ぎた現象から一過性のブームにもなりやすいですが、それでもセンスある商人は早速、ポケモンGoを利用しています。地中海料理のファストカジュアル・レストランで130店を展開する「ゾーイズ・キッチン(Zoes Kitchen)」では、店内のポケモン画像をツイートすれば25ドルのギフトカードを進呈するとの販促を発表しています。どうやら「ルア・モデュール」で店内にポケストップを誘致?しているようです。これを知ってゲームプレーヤーは「どうせ外食するなら」とポケストップがあるゾーイズ・キッチンに行くことになるのです。

機械オンチ、テックオンチ、ゲームオンチを自認していてはこれから商売が難しくなりますね。

後藤文俊

最新の関連記事

おすすめ記事

Realtime

現在の人気記事

    次の記事を探す

    Ranking Top 10

    アクセスランキング