Fumitoshi Goto

ハロウィン市場の拡大は、人だけでなく"ペットのコスプレ"にまで及ぶ

激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ

在米28年のアメリカン流通コンサルタント

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■全米小売業協会(NRF)によると、アメリカのハロウィン市場規模は今年、11年前に調査を開始して以来最高となる84億ドル(約8,400億円)と予想している。今年は1.71億人がハロウィン・パーティや各地で行われるハロウィン・パレードやフェスなどに参加すると予測している。ハロウィン・パーティに参加する人のうち16%はペットにもコスプレの計画だ。NRFは昨年のハロウィンでペットにコスプレさせた人は2,000万人と発表しているが、今年は市場規模の記録的な増加でさらに盛り上がる。我が子の可愛いコスプレ姿をインスタグラムなどで紹介する機会が増えているので、ペットのコスプレ市場は拡大の一途だ。メーカーやお店にとっても嬉しいのは、ペット・コスチュームは人のコスチューム衣装の5分の1~10分の1の生地にも関わらず、割高な価格でも売れるということだ。アダルトのコスチュームは50ドル以上するが、ペット・コスチュームは15ドル~25ドルと割高になる。ペット・コスチューム平均販売額は19ドルから考えれば、ペット・コスチュームがいかに割高でも購入されるかが理解できるだろう。ペット・コスチュームの購入を特に考えている人はSNSにも慣れているミレニアル世代だ。20代~30代では5人に一人の割合でペット・コスチュームを購入する。
今年は何が人気なのだろうか?ハロウィンのペット・コスチュームの定番はパンプキンやホットドック、ミツバチだろう。コスチューム・スーパーストアによると、スターウォーズ・シリーズの巨大な四足歩行爬虫類「デューバック(Star Wars Dewback Dog Costume)」が昨年から人気となっている。またポケモンGo人気でピカチュウなどポケモンも人気が復活しているそうだ。また人気アニメ映画のミニオンズも昨年から人気を維持している。コスチュームのスタイルはペットが人のように二本足で立っているように見える「ウォーカー(walker)」が可愛く見え、カウボーイやカウガールが人気となる。一方、小売店側は人気コスチュームを取りそろえるだけでは不十分だ。ペットオーナーをもっと喜ばせるためにコンテストなどのイベントはマストになる。ペトコは10月、賞金25ドル~100ドルのギフトカードが進呈されるフォトコンテストを行っている。ペットスマートでは10月24日午前10時~午後2時に1400店以上となる全店でインストアイベントとして、フォトブースの無料撮影会や賞金1,000ドルのフォトコンテストを行う。また同社のサービス事業となるグルーミングやホテル、トレーニングクラスのある店に行くと無料の粗品やクーポンの進呈があるという。
ペット・コスチュームはハロウィンに関わらず比較的売りやすいので今後も市場は拡大していくだろう。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。広告業界には美人(Beauty)、赤ちゃん(Baby)、動物(Beast)を使うと注意を引きやすく、好感度が高くなる「3Bの法則(the Rule of 3B)」があります。アイドルに興味はありませんが、先日「AKBINGO!メンバーのペット大集合!No.1愛犬家決定戦」というバラエティ番組を見入ってしまいました。美人にペットだけでなく、ペットへの無償の愛があると、より目を引きやすいということでしょうか。YouTubeでも気づけば猫や犬の動画を見ていたりします。たまにインスタグラムで柴犬まるやフレンチブルドックのムーをボンヤリ眺めています(疲れているかなぁ?)。犬の表情に癒しの効果もあるのかもしれません。で、この時期はペット・コスチューム。ペットに窮屈な思いをさせますが、スーパーキュートならオーナーの大喜びな表情にペットも嬉しいでしょうから良いかもしれません。オーナーは画像をシェアしたいでしょうから、お店側もSNSにとどめずコンテストは必須です。
日本ではハロウィンが年を追うごとに盛り上がりをみせています。アイドルと愛犬のハロウィン・コスチューム大会がバラエティ番組の人気コンテンツ(もう、ひとひねり必要だが)になると思いますね。

後藤文俊

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