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ユニクロや無印良品を追随するブランドへ、ニトリが都心型店舗を拡大

12月1日オープンする「ニトリ 新宿タカシマヤタイムズスクエア店」
12月1日オープンする「ニトリ 新宿タカシマヤタイムズスクエア店」
Image by: FASHIONSNAP

 ニトリホールディングスが2016年後半以降、都心部への出店を加速している。特に駅前や百貨店・商業施設内に集中しており、9月に渋谷、12月に新宿、そして来年3月には池袋と、都内でも有数のターミナル駅に進出。同社の須藤文弘専務取締役は出店モデルについて、日本を代表するブランドである「ユニクロ(UNIQLO)」が初期は郊外ロードサイドに出店していたことを例に挙げ「我々も都心部に出店していく段階に入った」としている。

 ニトリホールディングスは、昨年4月にオープンした「ニトリ プランタン銀座店」で百貨店に初進出。今年9月には高島屋グループでは初出店となる「ニトリ高島屋港南台店」をオープンしたほか、小型業態「ニトリデコホーム」を渋谷駅直結の渋谷東急東横店に出店した。翌月に「ニトリ上野マルイ店」、そして12月1日のきょうは「ニトリ 新宿タカシマヤタイムズスクエア店」がオープン。さらに12月8日は「ニトリ環七梅島店」と「ニトリ環八用賀店」に加えて、「ニトリデコホーム」として展開していた池袋サンシャインシティ店を増床し、大型店の「ニトリ」としてリニューアルオープンするなど、積極的に都心部を開拓している。これまでロードサイドに店舗が集中していた同社は、「車を所有していない人にとっては遠い店になっていた」(須藤専務取締役)と"ニトリ難民"がいたことに着目し、通販では生活必需品を取り扱っている店舗が少ない東京からの利用客が4割を占めているという背景から、都心出店に踏み切ったという。特に乗降客数が多い新宿・渋谷・池袋については強化する狙いがあり、池袋エリアは来年3月、東武百貨店池袋本店6階にニトリの店舗を構える予定。また、同月はアトレ目黒に4フロア構成の大型店を出店するほか、プランタン銀座店ではワンフロア拡大する計画だ。将来的には、渋谷にも大型店を展開することを視野に入れている。

 ニトリ新宿タカシマヤタイムズスクエア店を含めると国内外で420店舗を展開しているが、目標は「1,000店舗出店」。郊外型・都心型の出店比率は定めていないが、須藤専務取締役は「都心部はまだ出店の余地がある」と前置きし、東京をはじめ、大阪や名古屋、福岡、札幌に都心型店舗の出店を視野に入れている。特に小型店舗の「ニトリデコホーム」は、ホームファッション店だった「無印良品」がアパレル・食品の構成比を高めたように「独自の進化を遂げる必要がある」とし、出店を加速させる考え。将来的にはデコホームがニトリの併設店舗となったり、両ブランドの店舗を並列で展開する可能性もあるという。

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