Fumitoshi Goto

アマゾン、プライム会員限定で還元率5%のクレジットカードスタート

激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ

在米28年のアメリカン流通コンサルタント

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■ネット通販最大手のアマゾンは11日、買い物時の還元率が5%となるプライム会員限定のクレジットカード「アマゾン・プライム・リワード・ビザ・シグナチャー・カード(Amazon Prime Rewards Visa Signature Card)」を発表した。JPモルガン・チェースが発行する同ビザカードはアマゾンで使った金額の5%が還元される他、レストランやガソリンスタンド、ドラッグストアでの利用は2%還元、その他での買い物は1%が還元される。プラスティック製でなく金属仕様でグレーとなる同カードは還元額に期限や上限はない。また海外旅行などの国外の利用については外国為替の手数料も無料となる。クレジットカード詐欺などによる被害の補償に、VISAが提供する旅行保険や24時間365日のコンシェルジュサービスもあるという。カードの年会費は無料。これまでプライム会員限定に提供されていた「アマゾン・リワード・ビザ・シグナチャー・カード(Amazon Rewards Visa Signature Card)」は自動的に新カードの特典にアップグレードされ、新しいカードも送られる。なお非プライム会員の場合(メタル仕様もカードの色はブルー)は、特典内容も外国為替手数料が無料となる一方でアマゾンでの利用が3%、レストランなどは2%、その他は1%の還元と抑えられている。
小売りチェーンのカードではコストコの「シティ・ビザ・エニーウェア(Citi Visa Anywhere)」カードがあり、コストコや同オンラインストアでの買い物は2%還元となるキャッシュバック、ガソリンスタンンドは4%還元、レストラン3%還元、その他の利用では1%還元となっている。ターゲットの自社クレジット&デビッドカードとなる「レッドカード(REDcard)」では5%のディスカウントに、返品期間30日分の延長、送料無料などの特典がある。

トップ画像:プライム会員限定のクレジットカード「アマゾン・プライム・リワード・ビザ・シグナチャー・カード(Amazon Prime Rewards Visa Signature Card)」(グレー)と非プライム会員のブルーカード。コストはかかるが、どうせならプライム(PRIME)の文字を金色にして、非プライム会員カードとの違いを明確にしてもらいたかった。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。グーグルやアマゾン、フェイスブックなど有名ハイテク企業が銀行業務を始めれば、全世界の消費者3分の1がそちらで口座を開きたいと考えています。調査会社アクセンチュアが18ヶ国の約3.2万人を対象に行った調査によると、31%の消費者はシリコンバレー企業が金融サービスを手掛けたら業務を任したいと思っています。理由はパーソナリゼーションの他、既存の銀行業界に比べ、業務のロボット化などで手数料のローコスト化を期待できるからです。これには激しく同意します。アメリカでは銀行手数料が割高です。何かと手数料を付けてきます。しかも知らないうちに。手数料が割高となる原因は銀行業界に競争原理が働いていないから。クレジットカードの場合でも、日本のアマゾンなどネットショップで買物すると外国為替手数料がとられます。ネットの時代にこれは納得がいきません。プライム会員でもあるしこの際だから、特典の多いアマゾンの新カードを申し込もうかなと思います。
こうやってアマゾンに取り込まれてしまうのでしょうか...嗚呼。

後藤文俊

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