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「ギンザシックス」地下フードフロアは半数近くが新業態 "流行にとらわれない"店舗がそろう

「パティオ」をコンセプトにした売場
「パティオ」をコンセプトにした売場
Image by: FASHIONSNAP

 銀座エリア最大の新複合施設「ギンザ シックス(GINZA SIX)」が4月20日の開業に先駆けて内部を公開した。地下2階に展開しているフードフロアは38店舗中17店舗と半数近くが新業態の店舗となったほか、9店舗がイートインスペースを併設。各店舗に店構えを託し、"脱百貨店"を掲げた同施設ならではの個性豊かな空間が広がっている。

 

 フードフロアの売場面積は約500坪。従来の"デパ地下"ではグループ単位で島を作るようにケースを並べているのに対して、ギンザ シックスでは中央部分を「パティオ」と称し、回遊しやすい開放的な空間を創出することで広く見せたという。内装はギンザ シックス全体の内装デザインを手がけたグエナエル・二コラが担当した。出店テナントは、フランススイーツ界の巨匠フィリップ・コンティチーニが立ち上げた世界初となる自身のブランドショップ「フィリップ・コンティチーニ(PHILIPPE CONTICINI)」や、和食料理人の黒木純と京都の老舗茶舗「福寿園」のコラボレーションによる和をテーマした「くろぎ茶々」、人気シェフの高澤義明が監修した世界初のテイクアウトデリ「タカザワイチハチマル(TAKAZAWA 180 ICHI HACHI MARU)」といった新業態や日本初出店の店舗が多く並ぶ。同フロアを担当したGINZA SIX リテールマネジメント営業部の重村武秀氏は、流行を追って瞬間的に売れる店舗ではなく地位を確立した一流の人やブランドまたは目利きのプロを集め、「伝統をベースに革新を続けてきた銀座のように、各々がこれまでのキャリアをベースに新しいことに取り組んでおり、それぞれでひとつのターニングポイントとなるような店舗に仕上がっていると思う」と話す。また、道外初出店となった「白い恋人」で知られる石屋製菓が展開する「イシヤ ギンザ(ISHIYA GINZA)」をはじめとする11店舗が都内に初出店するなど、これまでは百貨店催事のみ参加していた店舗も常設している。

 本来、イートインスペースは坪効率が悪いとして従来の百貨店では積極的に導入されていないが、重村氏は「我々からイートインスペースを打診したところは一つもない。イートインスペースは効率が悪いかもしれないが、料理の香りや見た目なども楽しめる。借りたスペースで各店舗に思う存分やってもらうことで、それぞれのテナントが個性を表現したデパートにはない売場になった」と強みとして捉えているという。「瞬間的に売れて廃れるような店舗はない。"今の銀座"にフィットしたフードフロアになるのでは」と期待を寄せ、長く愛される銀座のスタンダードとなることを目指す。

■GINZA SIXの詳細
【大解剖】"規格外"の新複合施設「ギンザシックス」全241ブランドが出店するフロアとショップの個性に注目

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