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"ソーシャライジング"でホテル業界に新風、渋谷宮下地区に「トランク ホテル」開業

外観
Image by: FASHIONSNAP

 渋谷区神宮前の新ホテル「トランク ホテル(TRUNK(HOTEL))」が、5月13日のグランドオープンに先駆けて内部を公開した。婚礼大手テイクアンドキヴ・ニーズの初となるホテル事業で、バーを併設したロビーラウンジや串焼き屋を併設するなど宿泊にとどまらないサービスを展開。「ハウスウエディング」や「ウエディングプランナー」などの言葉をブライダル業界で広めてきた同社は、同ホテルを通じて「ソーシャライジング」を発信し、ホテル業界に新風を吹き込む。

 「トランク ホテル」はキャットストリートの起点に位置する宮下町に立地。延床面積は4,652平方メートルで、地下1階地上4階建てのホテル棟とブライダル棟の2棟で構成されている。宿泊の部屋はスタンダードからテラスやロフト付きのスイートルームまで全15室をそろえ、最も広いスイートルームでは最大14人まで宿泊可能で、パーティーを行えるようにゆとりのあるキッチンやロングテーブルが備えられるなど宿泊に限定しない使い方もできる。1部屋1泊あたりの宿泊料金の価格帯は2万7,000円〜57万円。

 宿泊機能以外ではロビーラウンジをはじめ、料理人の谷祐二がプロデュースするオールデイダイニング、環境にやさしい食材や素材を使った商品が並ぶショップ、「炭火焼肉ゆうじ」店主の樋口裕師がフードディレクションを行った串焼き屋が配置された。ロビーラウンジは宿泊者以外の利用も受け入れ、ノマドワーカーが作業できるスペースなどを設けているほか、スタイリスト安西こずえがプロデュースする常設のエキシビジョンスペースを展開している。また、4タイプのバンケットとチャペルでブライダルにも対応し、バンケットは展示会などのイベント利用もできるようになっている。

 トランク ホテルの着想源は、「エースホテル(Ace Hotel)」をはじめとするホテル業界にイノベーションを起こした海外のデザインホテル。テイクアンドキヴ・ニーズでは「社会との接点としてのホテル」に着目し、これまでにない新しいホテル像として"社会活動"を意味する「ソーシャライジング」をコンセプトに掲げた。施設全体でもアメニティーや什器などに廃材や古材を活用するなどコンセプトを体現。ロゴデザインは平林奈緒美、デザイン監修はマウントフジアーキテクツスタジオ、ホテル棟の内装はジャモ アソシエイツ、バンケット内装はLINE-INC.、ショップデザインはトラフ建築設計事務所が担当し、家具のセレクトは「COMPLEX UNIVERSAL FURNITURE SUPPLY」や「TRUCK」が手掛けるなど、各業界のプロフェッショナルが集結。感度の高い人々をメインターゲットにソーシャライジングを広める狙いだ。古賀久夫ジェネラルマネージャーは「ソーシャライジングのベースにあるのは"日本の生きる力"。それぞれの個の力が地域に拡がる起点にしたい」とコメント。また、再開発が進み新旧のカルチャーが入り交じる渋谷・原宿エリアだが、滞在時間が短いと言われている背景を受けて「路地裏などマイナーだが面白いものや場所がたくさんある。トランク ホテルに宿泊してもらい、もっとディープな部分を知って欲しい」と話した。

■トランク ホテル(TRUNK HOTEL)
所在地:東京都渋谷区神宮前 5丁目31番
敷地面積:2,794.24 平方メートル
延床面積:4,652 平方メートル(ホテル棟 2,995.47平方メートル / ブライダル棟2,116.45平方メートル)
構造・規模:地上4階地下1階建て
開業日:2017年5月13日(土)

公式サイト

ロゴデザイン / アートディレクション:平林奈緒美 / 柴田優(TRUNK)
ソーシャライジングユニフォーム:龜石太夏匡(リバースプロジェクト) / 田中宏枝(TRUNK)
ソーシャライジング自転車:佐々木大輔(SPREAD) / 山岡重信(TRUNK)
デザイン監修:MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO
ホテル棟内装:Jamo Associates
バンケット内装:LINE-INC.
ストアデザイン:TORAFU ARCHITECTS
オリジナル&セレクト家具:COMPLEX UNIVERSAL FURNITURE SUPPLY、TRUCK
コルク製家具:TOKYO CORK PROJECT
TRUNK(KITCHEN) フードディレクション:谷祐二
TRUNK(KUSHI) フードディレクション:樋口裕師
サウンドプロデュース:原雅明(dublab.jp)、君嶋麻里江、PLAY TODAY Inc.
アートワーク:FOURDEUCES & CO.
101(POP-UP) ディレクション:安西こずえ

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