Fumitoshi Goto

【動画】loTを駆使した革新的な宅配サービスをテスト

激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ

在米28年のアメリカン流通コンサルタント

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■ラストマイルやIT等でアマゾンと熾烈な競争を繰り広げているウォルマートが、IoTを駆使して革新的な宅配サービスを実験している。宅配業者が留守宅に上がり冷蔵庫に生鮮品や冷凍品などを届けるのだ。ウォルマートが21日に明らかにしたところによると、スマートロック(Smart Lock:スマートフォンで開錠できる家の鍵)メーカーのオーガスト・ホーム(August Home)と宅配サービスのデリブ(Deliv)と提携しIoTを使った宅配テストを行っている。シリコンバレーで行われている実験は以下のようになっている。スマートロックを自宅に設置している利用者がウォルマート・コムで生鮮品などを購入する。注文品はデリブのスタッフが宅配する。宅配スタッフがスマートロックの呼び鈴を押すと、利用者のアプリに来客を通知する。スタッフが留守を確認後、利用者から伝えられたパスワードでスマートロックを解除する。利用者が事前に認証しておくパスワードは、一回のみ使えるように設定しているのだ。利用者のアプリには、スマートロック解除も通知される。スタッフは留守宅に上がり、キッチンの冷蔵庫を開け卵やミルク、冷凍品等の注文品を保存する。宅配の様子は室内に取り付けた監視カメラで撮影される。オーガスト・ホームのアプリで、一部始終をリアルタイムでモニターできるようになっているのだ。スタッフが留守宅から出ることを見ながら、アプリでスマートロックの施錠も確認できる。生鮮品等の宅配が留守宅でも可能になることで、利用者は家に居る必要がなくなる。
ウォルマートは同テストが一部の顧客のためのサービスであり、即座のサービス展開を否定している。ウォルマートはシームレス・ショッピングの未来を模索することで、Eコマースのさらなる拡大にかけているのだ。

トップ動画:ウォルマートがシリコンバレーで実験しているIoTを駆使した留守宅配サービス。サザエさんに出てくる御用聞きの三河屋サブちゃんも将来的には勝手口から入らず、堂々と玄関から上がってくる。バケーション中のサザエさんも、サブちゃんの様子をアプリで一部始終監視するのだ...さーて、来週のサザエさんは?冷蔵庫にワカメを入れ「ビックリのサブちゃんに、モニター越しで大笑いするカツオ」の巻き!

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。サザエさんに登場するキャラクターで御用聞きの三河屋サブちゃんが、当ブログでよく登場します。サブちゃんの役割が、AIなどに置き換わってきているからですね。今回のウォルマートによる留守の宅配サービスもサブちゃんというかサザエさんを妄想して考えたいと思います。サザエさんやフネは、親しいサブちゃんでさえ家の冷蔵庫を見てもらいたくないのではと想像しています。サザエさんの性格上、冷蔵庫内が綺麗に片づけられているとは考えにくいですし。で、多くの主婦は、宅配業者など知らない人に冷蔵庫の中を覗かれたくないのではと思っています。食べ残しや保存している食品が一杯で見苦しい上、注文品がそもそも入らない場合もあるでしょう。一方で、空っぽとなっている冷蔵庫を見られたくないと思う主婦もいるはず。冷蔵庫内の整理整頓や掃除が出来ていないことも往々にしてあります(期限切れのトレーダージョーズ商品をいつまでも保存していた後藤がそうです)。
モニターできても、知らない人を家にあげるのには抵抗があります。革新的なIoT留守宅配サービスには意外な落とし穴があるかもしれません。

後藤文俊

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