Fumitoshi Goto

【動画】アマゾン・エコーのCMにジェフ・ベゾス登場

激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ

在米28年のアメリカン流通コンサルタント

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■ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の王座を決める「スーパーボウル」は2月4日、ミネソタ州ミネアポリスのUSバンク・スタジアムで開催される。52回目を迎える今年はニューイングランド・ペイトリオッツとフィラデルフィア・イーグルスの対戦となるのだ。全米小売業協会(NRF)の調査によると、今年は約1億8,850万人がスーパーボウルを視聴すると見ている。スーパーボウルは2億人近い視聴となる、圧倒的な視聴率から、広告を行うことは非常に効果的となる。そのため毎年多くの企業がスーパーボウルにコマーシャルを流するのだ。ネット通販最大手のアマゾンはすでにスーパーボウル用のコマーシャルの予告編となる動画を流している。アマゾンは1月26日、YouTubeに「アレクサが風邪で、声が出なくった?(Did Alexa Lose Her Voice?)」のティーザーCMをアップした。なおティーザー(teaser)とは断片的な情報だけを公開し、消費者の興味を引くことを意図したプロモーション手法を意味する。
アマゾンのスマート・スピーカー「アマゾン・エコー(Amazon Echo)」の人工知能であるアレクサが、インフルエンザにかかり声が出なくなった設定をコマーシャルにしたものだ。洗面所で女性が歯磨きをしながらアレクサに「今日の天気は?」と問いかける。「(テキサス州)オースティンの気温は華氏60度(摂氏16度)」と言った後にアレクサが突然、咳き込み無言になる。ニュースキャスターが「アマゾン・エコーのアレクサが今朝、声がでなくなりました」とのアナウンスが流れる中、場面がアマゾン本社内に変わる。アマゾンCEOのジェフ・ベゾス氏本人が登場し、心配そうな面持ちで「どうして、こんなことが?」と部下の女性に話すと、彼女は「すでに(アレクサの)代替役を起用しています」と答えるのだ。ベゾス氏は「本当に大丈夫なのか?」の反応に、彼女もどこか自信なく「そうですね...」と返す。 疑心暗鬼のベゾス氏の表情の直後、アマゾンのロゴが映され「2018年2月4日」とスーパーボウル開催日を表示するのだ。
アマゾンはこれまでスーパーボウルに2度、コマーシャルを流している。ベゾス氏のテレビコマーシャル登場もこれが初めてではない。ただ、アマゾンエコーが昨年の年末商戦でバカ売れし全米の家庭に普及していることで、これまでとは異なったテイストのコマーシャルになることが予想されている。「誰がアレクサの代替役になるのか?」で全米からの注目を集めるのだ。

トップ画像:アマゾンのスーパーボウル用CMの予告編「アレクサが風邪で、声が出なくった?(Did Alexa Lose Her Voice?)」に登場するCEOのジェフ・ベゾス氏。アレクサの代役に、疑心の目を向けている。ベゾス氏はなかなかの役者だ!

こちらがティーザー広告の「アレクサが風邪で、声が出なくった?」。ティーザー(teaser)とは断片的な情報だけを公開し、消費者の興味を引くことを意図したプロモーション手法を意味する。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。アマゾンは昨年の年末商戦中、同社のスマートスピーカー入門機「エコー・ドット(Amazon Echo Dot)」を50ドルから30ドルにして販売しました。原価を下回る価格でしたが、これは投資です。激安販売でエコー・ドットは大ベストセラーになったのです。調査会社コンシューマー・インテリジェンス・リサーチ・パートナーズ(CIRP)の調査では、エコー所有者はアマゾンに平均で年間1,700ドル近く支出します。非プライム会員の年間平均支出額である約1,000ドルや、プライム会員の約1,300ドルの支出を大幅に上回っているのです。エコーを買ってもらえればアマゾン支出が増えるとの算段なのです。で、エコーがグーグル・ホームより勝っているのは激安販売ばかりではありません。エコーの起動ワードを「アレクサ」にしていることも要因にあります。「OK!グーグル」より、人の名前を呼ぶことにより擬人化し、親しみやすさを増しているのです。
スーパーボウルのアマゾンのコマーシャルはまさに「人工知能の擬人化」です。ところでインフルエンザにかかったアレクサの代役は誰になりますかね?日本なら、声ガラガラの元プロレスラーの天龍さんか、超天然なジミーちゃん

後藤文俊

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