ウォルマート、Eコマースが再び好調

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■ウォルマートが17日発表した第4四半期(11月~1月期)決算は、前期で鈍化していたEコマースが再び好調さを取り戻した。一方、国内の既存店ベースは天候不順で若干響いた。

会員費等を含む総売上高は4.4%増となる1,226.9億ドル。純利益は前年同期から29.8%減となる21.3億ドルとなった。引き続きアマゾンなどEC企業との価格競争で粗利益が低下、ITへの投資、輸送コスト上昇等で利益を圧迫した。

売上高の約6割を占める国内のスーパーセンターやディスカウントストアなどウォルマートUSの売上高は777億ドルと前年同期比2.3%の増加だった。

ウォルマートUSの既存店・売上高前年同期比(ガソリン販売は除外)は生鮮品が牽引し2.1%の増加となった。内訳は客単価が1.3%増加し、4月が例年にない寒さに見舞われたものの客数が14四半期連続プラスとなる0.8%の増加となった。

Eコマースは売上高が前年同期比33%増となり、前期の同23%増からは伸長した。前期となる第4四半期(11月~1月期)では年末商戦時のEC在庫を見誤ったとしていた。Eコマースが再び伸びているのは、取り扱い品目数が7,500万品目に達していることやカーブサイド・ピックアップのウォルマート・グローサリー導入店が増えたことも要因。

サムズクラブは63店舗のスクラップで一部を既に閉鎖したが、既存店ベース(ガソリン販売は除外)は3.8%の増加となった。客単価はタバコ販売を止めた事で1.8%の減少となったものの、客数は5.6%と大幅増となった。サムズクラブの既存店ベースのプラスは9四半期連続となっている。

ウォルマートは9日、インドのネット通販最大手フリップカートの株式77%を約160億ドルで取得すると発表した。

ウォルマート第1四半期(2月~4月期)
総売上・前年同期比:4.4%増
純利益・前年同期比:29.8%減
既存店・売上高前年同期比:2.3%増(アメリカ国内)
ウォルマート店舗数(18年4月23日)
アメリカ国内店舗数:5,369店
スーパーセンター:3,550店
ネイバーフッドマーケット:704店
ディスカウントストア:377店
小型店など:99店
サムズクラブ:639店

海外店:6,360店

総店舗数:11,729店

トップ画像:ネットで注文した生鮮品等をお店の専用スペースで受け取るウォルマート・グローサリー。
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後藤文俊