Fumitoshi Goto

米小売ターゲット、ミニマリスト向けのPB「Made by Design」を発表

激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ

在米28年のアメリカン流通コンサルタント

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■ターゲットは6日、最小限(ミニマル)の物で暮らすミニマリストに向けたホームブランド「メイド・バイ・デザイン(Made by Design)」を発表した。ファッションやデザインに定評のあるターゲットは、プライベートブランド(PB)を次々に投入しており、アマゾンやウォルマートとの差別化を図る。

ターゲットの実店舗やオンラインストアで6月23日から発売されるメイド・バイ・デザインはベッドなどのリネン関連やクックウェアなどのキッチン用品、収納、家具、装飾など750品目にも及ぶ。価格帯は1ドルのトレイから高いものでは260ドルのダイニングテーブルとなっており、ほとんどの商品が30ドル以下となっている。メイド・バイ・デザインは無印良品のようにシンプルですっきりしたデザインとなっている一方、インスタ映えも狙ったシックで機能的なデザインとなっている。

ターゲットはメイド・バイ・デザインの売上目標を10億ドル(約1,100億円)としており、既存のホームPB「スレッショルド(Threshold)」を補完するブランドにするとしている。

ターゲットはここのところホームブランドを相次いで発表している。4月8日から発売されているエスニック・ヒュージョン系ホームPB「オパールハウス(Opalhouse)」は、ベッドなどのリネン関連からバス、装飾品、家具など1,300点あまり。価格帯は2ドル~550ドルと幅広いが、こちらもほとんどの商品が30ドル以下を占めている。

ターゲットは昨年9月にも、1950年代~1960年代にインスパイアされたホームファーニッシングPB「プロジェクト62(Project 62)」を発表している。モダンな家具などを中心に約1,200アイテムとなるプロジェクト62は価格帯が3ドル~700ドル。なお数字の「62」はターゲットが誕生した1962年からとられている。

ホーム以外のファッションでは昨年、子供服PB「キャット&ジャック(Cat & Jack)」にベビーブランドPB「クラウド・アイランド(Cloud Island)」を発売、昨年7月には(PBではない)専売ライン「イングリッド&イザベル(Ingrid & Isabel)」、メンズPB「グッドフェロー(Goodfellow & Co)」、レディースPBの「ア・ニュー・デー(A New Day)」やアクティブウェアPB「ジョイラボ(JoyLab)」が続いている。

「マイケル・グレイヴス(The Michael Graves Design at Target)」や「アイザック・ミザラヒ(Isaac Mizrahi for Target Collection)」などデザイナーズブランドの展開には長けているターゲットが再びデザイン性で強みを発揮しようとしているのだ。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。成功事例、失敗事例など様々なケーススタディを示しながら後藤は「専売品もしくはプライベートブランドを作りなさい」とクライアントにアドバイスしています。ちなみに私は昔のコンサルタントのように上から目線でのモノ言いはしません。あの時代はそういった偉そうな言い方は許されましたが、今はそれでは人がついてきません。で、アメリカの最新事例などで外堀を埋めていくように圧倒的な根拠を示したあとに促すよう助言しているのです。ところで、当ブログなどでズバッとした発言から、後藤が厳しい人だと思われているかもしれません。宣言しておきますが、後藤は「そんなことも知らないの?」といった見下した態度はとりませんし、いかにも先生然とした怖いコンサルタントでもありません。「PBを作りなさい」という助言に話を戻すと、皆さん頭を抱えます。すかさず「どんな経営者でも二の足を踏むような難しい事だからこそ、始めるのですよ」と小声でささやきます。
「専売品もしくはプライベートブランドを作りなさい」の後にもう一つ付随するシンプルなアドバイスがあります。こちらも言うは易く行うは難しです。競合他社がやりたくない、やらないからこそやるのです。

後藤文俊

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