Fumitoshi Goto

日本の百貨店も参考に、米国でモバイル・チェックアウト導入相次ぐ

激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ

在米28年のアメリカン流通コンサルタント

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■レジなしコンビニエンスストアのアマゾンゴーの出現以降、大手チェーンストアはモバイル・チェックアウトによるキャッシャーレスを導入する事例が相次いでいる。モバイル・チェックアウトとは店アプリやスキャニング端末で商品バーコードを読み込み、アプリ内で決済を行ったり、レジと同期させることで簡単に会計ができる仕組みだ。

これらのシステムはウォルマート傘下のサムズクラブ全店に導入され、クローガーでも傘下のスーパーで「スキャン、バッグ、ゴー(Scan, Bag, Go)」を拡大中だ。他にもダラーゼネラル、HEB、マイヤー、ジャイアント・イーグル、コンビニエンスストアのリッカーズなど、一部店舗でテストを行っている。食品スーパーやディスカウンター、コンビニエンスストアだけでなく、百貨店最大手もキャッシャーレス技術を拡大している。

メイシーズではシアトル郊外ベルビューにあるメイシーズ・ベルビュースクエア店やラスベガスのメイシーズ・ファッションショー店など22ヵ所でモバイル・チェックアウト「スキャン&ペイ(Scan & Pay)」を行っている。メイシーズのスキャン&ペイはお客がダウンロードしたアプリで商品バーコードをスキャンし、決済するというもの。

アプリ内で決済するため、クレジットカード情報をアプリに登録しておく必要がある。

モバイル・チェックアウト専用カウンターでスタッフに決済を確認を終えた後、衣類についている防犯タグをはずしもらい買い物バッグにいれて買い物を終了する。メイシーズではモバイル・チェックアウトをほぼ全店に拡大しようとしているのだ。

メイシーズが15日に発表した第2四半期(5月~7月期)では、店舗閉鎖が響いたことで売上高が55.7億ドルとなり前年同期比1.1%の減少となった。純利益は1.64億ドルと同51.9%の大幅増益となった。メイシーズ店内で展開する提携業者からのコミッションを除く既存店・売上高前年同期比は横ばいだった。コミッションを含めると0.5%の増加。

なおメイシーズではオフプライス業態のバックステージを今年度上期中、65店オープンしており、今年度末までに60店を新規に出店するとしている。

トップ画像:メイシーズのモバイル・チェックアウト「スキャン&ペイ(Scan & Pay)」。メイシーズ・アプリを起動し、ストアモードに切り替えて、商品バーコードをスキャンして決済する。モバイル・チェックアウト専用カウンターでスタッフに決済を確認をしてもらい、衣類についている防犯タグをはずし買い物バッグにいれて買い物を終了する。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。アメリカ小売業では「レジ行列は悪」とみなして、モバイルチェックアウトを進めています。スーパーマーケットに限らず、デパートメントストアのメイシーズでもキャッシャーレスとなるモバイルチェックアウトを導入拡大中です。現在はシアトル郊外ベルビューにあるベルビュースクエアSCのメイシーズなど22ヵ所での展開です。ベルビュースクエアはホールフーズ365があったところですね。アマゾンブックスもテナントになっています。で、ベルビュー地区にはモバイルを使った事例のチェーンが密集しています。モバイルチェックアウトではクローガー傘下のQFCが最近、スキャン、バッグ、ゴーを導入していますし、モバイルオーダー&ペイを行っているパネラブレッドにチックフィレ、スタバ、マックも近くにあります。ホールフーズもありますから、アマゾンゴーに行くときにはぜひとも寄りたい地域です。今年6月、当ブログに挙げたシアトル日程を近々、アップデートしますね。
アメリカの老舗デパートがモバイルチェックアウトを拡大していることで、日本のデパートも参考にすべきでしょう。アプリを使ったIT事例はデパートに限りませんが...

後藤文俊

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