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ジンズが医療機器分野に本格参入へ、慶応大発ベンチャーとバイオレットライトの共同プロジェクト始動

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 アイウェアブランド「ジンズ(JINS)」を展開するジンズホールディングスは、慶應義塾大学の坪田一男教授が代表を務める慶應義塾大学医学部発ベンチャー企業 坪田ラボと共同で「バイオレットライト」に関するプロジェクトを始動し、世界初の近視抑制メガネ型医療機器の開発に着手した。2020年以降に治験を開始し、製造販売承認取得を目指すという。

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 これまで近視は加齢に応じて進行が止まるものと考えられていたが、小学生から中学生にかけて一定以上近視が進行した症例においては年齢が上がっても進行が止まらず、失明の原因にもなりうる強度近視になるリスクが高いという。また文部科学省が実施した2017年度学校保健統計の結果によると、国内の小中学生における裸眼視力1.0未満の割合が過去最高になるなど、近年は視力の低下傾向が顕著になってきている。

 こうした問題を受けて同プロジェクトでは、近視が進行しやすい6歳〜12歳の小学生を対象に、近視進行の抑制に効果があるとされているバイオレットライトを取り入れた機器を開発する予定。坪田ラボがバイオレットライトの医学的な研究を担い、ジンズホールディングスが製品化する。

 現在開発が計画されている機器は、フレーム内側に搭載される照射ライトから小学生が屋外環境に3時間滞在するのと同等量の照度のバイオレットライトを放射するという仕組み。ライトは直接視界に入らず、外側からも見えない構造設計に仕上げることで、普通のメガネと変わらないデザインを目指す。フレームには軽量性かつ弾力性に優れた素材を使用する予定だ。

 ジンズホールディングスは同プロジェクトで管理医療機器事業への本格参入を計画しており、メガネが持つ「視力補正」という根本的な役割を「近視の進行そのものを抑制するソリューション」への拡大させる新たな挑戦と位置付けている。

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