《必要性と振る舞い(薩摩ボタンへの考察)》制作過程
《必要性と振る舞い(薩摩ボタンへの考察)》制作過程

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現代美術家の手塚愛子がスパイラルガーデンで個展開催、薩摩ボタンをモチーフにした新作など発表

《必要性と振る舞い(薩摩ボタンへの考察)》制作過程《必要性と振る舞い(薩摩ボタンへの考察)》制作過程
《必要性と振る舞い(薩摩ボタンへの考察)》制作過程

 現代美術家の手塚愛子が、展覧会「Dear Oblivion ―親愛なる忘却へ―」を9月4日から9月18日までスパイラルガーデンで開催する。入場無料。

 手塚は1976年東京生まれ。武蔵野美術大学大学院油画コース(2001年修了)と京都市立芸術大学大学院油画領域博士(後期)課程(2005年修了)を経て、2010年から海外に活動拠点を置いている。現在はベルリン在住。織物の解体と再構築という独自の手法を用いた作品で知られ、東京都現代美術館や国立新美術館といった国内の美術館のほか、オランダのテキスタイル博物館、スイスのヨハン・ヤコブ美術館、韓国国立現代美術館、イギリスのターナーコンテンポラリー現代美術館、ドイツのアジア美術館や美術工芸博物館で開かれた展覧会に出展している。

 同氏がスパイラルガーデンで展覧会を開催するのは、2007年の個展「薄い膜、地下の森」以来12年ぶり。今回は、五島記念文化賞新人賞における成果発表展として企画された。会場では、江戸末期に日本から西欧への輸出品として重宝された薩摩ボタンをモチーフにした「必要性と振る舞い(薩摩ボタンへの考察)」、明治期に織られたテーブルクロスを現代に蘇らせる「京都で織りなおし」、洋装を初めて取り入れたことでも知られる昭憲皇太后の大礼服のデザインに着想を得た「親愛なる忘却へ(美子皇后について)」、レンブラントの「夜警」とインド更紗を引用した「華の闇(夜警)」の新作4点を発表。いずれも日本と西欧、美術と工芸、近代と現代、過去と現在など、それぞれの出会いや分岐についての考察から生まれたもので、京都服飾文化研究財団や川島織物セルコン、共立女子大学博物館、オランダにあるテキスタイル博物館のテキスタイルラボが制作に協力した。

■手塚愛子展「Dear Oblivion ―親愛なる忘却へ―」
会期:2019年9月4日(水)〜9月18日(水)
時間:11:00〜20:00
会場:スパイラルガーデン
住所:東京都港区南青山 5-6-23 スパイラル 1階
入場料:無料

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