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米バーニーズ売却先候補が「買収は確定的」とコメント発表 競売参加者は入札続行をアピール

インスタグラムアカウント「@savebarneys」の投稿より

 今年8月に破産手続きを行い、現在競売にかけられている「バーニーズ・ニューヨーク(Barneys New York、以下バーニーズ)」の買収が確定する見込み。そう発表したのは競売に参加している米オーセンティック・ブランズ・グループ(Authentic Brands Group、以下ABG)。50以上のブランドを所有するABGのCEOジェイミー・ソルター(Jamie Salter)は「バーニーズが買収のオファーを受け入れつつあることにワクワクしている」とコメントも発表。推定買収額は最終的に約2億7,100万ドルになると見られている。

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 今回のABGによる買収が確定した場合、アメリカ国内のバーニーズは全店舗閉店を予定でバーニーズのブランド名を「サックス・フィフス・アヴェニュー(Saks Fifth Avenue)」を運営するハドソンズ・ベイ・カンパニーに譲渡することも決定している。ブランド名譲渡後はハドソンズ・ベイ・カンパニーがバーニーズの名前を百貨店内のインショップやプライベートレーベルに使用すると噂されている。ニューヨーク州南部地区連邦破産裁判所による売却の最終的な承認は10月31日に決められ、競売取引は11月1日に終了する。

 10月24日に開始されたバーニーズの買収をめぐるオークションでは、ニューヨーク発のスニーカーブランド「キス(KITH)」の共同創設者で投資家のサム・ベン・アブラハム(Sam Ben Avraham)が約2億6,000万ドルで入札しているが、一部メディアは「金銭的な理由からサムの入札はキャンセルされた」と報道。これを受けて、サムは自身が開設したインスタグラムアカウント「@savebarneys」で記事に対する抗議として「FAKE NEWS」の文字を使った動画を投稿。フォロワーに向けて「読んだことの全てを信じないでください。我々がオークションで勝ち、バーニーズを救うチャンスは10月31日まであります。それまでは昼夜活動を続けます」と発信し、オークションは続行中であることアピールしている。ABG側もサムの入札の取り下げについては一切言及していない。

 全店舗を閉店するABGに対し、サムはバーニーズの文化的価値と従業員を守ることにも意欲的で、ニューヨークのランドマークとも言えるマディソンアベニューのバーニーズ旗艦店を含む店舗をそのまま残し営業することを目指し、買収に向けて動いている。なお、ABGとサムのほか、ドバイに拠点を構え、過去に百貨店の管理経験がある会社Istithmar Worldの元最高経営責任者デビッド・ジャクソン(David Jackson)が中東の投資会社2社を代表してオークションに入札している。

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