
ナイキ(NIKE)が、同社のスニーカー「ヴェイパーマックス(VAPORMAX)」と「エア マックス 270(AIR MAX 270)」のデザインを盗用したとして、「スケッチャーズ(SKECHERS)」をアメリカ合衆国地域裁判所カルフォルニア中央地区に9月30日付で提訴した。
ナイキは、スケッチャーズが展開する「Skech-Air Atlas」シリーズなどのスニーカーのソールデザインがヴェイパーマックスと類似しており、許可なくデザインを使用していると主張。また、「Skech-Air 92」に関してはナイキが特許を取得しているエア マックス 270のソールデザインを盗用したとして、損害賠償を請求している。
スケッチャーズはデザインの盗用を否定し、ナイキと訴訟で争う姿勢だ。製品に関わる小売業者向けには「ナイキがあなたたちのことも虐めようとしても、私たちは100%あなたたちの味方です」というナイキへの皮肉を込めたメッセージをブランドの公式SNSで公開している。
ナイキがスケッチャーズを提訴するのは、ナイキの子会社 コンバース(CONVERSE)の「オールスター(ALL STAR)」類似品問題に始まり、今回が4回目となる。なお、2018年に提訴した「フリー(Free)」と「フライニット(Flyknit)」の類似品に関しては現在も訴訟が続いている。