ギンザ・タイムレス・エイト(2019年9月撮影)
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Image by: FASHIONSNAP.COM

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三陽商会「戸惑っている」 大株主RMBキャピタルが東京地裁に仮処分申し立てで問題が泥沼化

Update:

【2020年5月21日続報】三陽商会はRMBキャピタルから資格確認書類が提出されたため、株主名簿の閲覧謄写の請求に応じた。これを受けてRMBキャピタルは、5月21日付で仮処分命令の申立てを取り下げた。

ギンザ・タイムレス・エイト(2019年9月撮影)
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 三陽商会の株主総会で経営陣刷新を提案することを公表している米国の資産運用会社RMBキャピタルが、株主名簿の閲覧・謄写を請求したところ不当に拒絶され続けているとして仮処分を東京地裁に申し立てた。これを受けて三陽商会は、請求対象に株主や同社の重要な秘密情報が含まれていたため必要書類の提出をRMBキャピタルに要望していたと説明。「必要書類の提出が完了すれば、速やかに株主名簿の閲覧謄写を認める」ことを伝えている中で、突然仮処分を申し立てられたことに「戸惑っている」とコメントを発表した。

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 三陽商会は2016年2月期から2020年2月期まで4年連続で赤字決算となっており、経営再建が急務となっている。先月には現代表取締役社長の中山雅之氏の副社長への降格を含む新人事を発表し、次の株主総会での承認をもって新体制の下で再生プランを進めるとしていた。株主総会は今月開催を予定している。

 大株主であるRMBキャピタルでは、RMBキャピタルのパートナー細水政和氏を取締役に推薦。現社長の中山雅之氏には事実上の退任を要求している。三陽商会はRMBキャピタルの人事案は再生プラン実現の障壁になるほか、細水氏が取締役に就任することはRMBキャピタルが三陽商会を自ら買収する可能性も含まれることから、利益相反関係が生じると指摘。一般株主の利益保護の観点からも適切ではないという理由から提案に反対していた。

 今回のRMBキャピタルによる株主名簿閲覧謄写請求は、株主総会でのプロキシー・ファイト(委任状争奪戦)に向けて他の株主と交渉する準備のためと考えられる。仮処分の申し立てについて三陽商会は「大変遺憾」としながらも誠意をもって対処していく意向を示した。

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