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アイスタイルがアリババとの協業で日本ブランドの中国市場参入を支援、1点から直輸出が可能に

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 アイスタイルが、連結子会社のアイスタイルトレーディングを通じて、アリババグループとの共同プロジェクト「Tmall Global×@cosme 中国直輸出プロジェクト」を発表した。日本のコスメブランドの中国市場進出における在庫管理や国際配送の障壁をなくし、小規模ブランドの参入を促す。

 通常の越境ECでは日本から発送した商品を保税区倉庫に保管するため、自由な入出庫が行えず在庫リスクを抱えることが多い。今回のプロジェクトではアリババグループが持つ倉庫で商品を管理し、直接中国に配送することで在庫管理を簡略化し、小ロットの輸出や倉庫費用の抑制が可能。また、商品は同グループの流通基盤を活用し、最短7日で配送される。商品を1点から利用できる手軽さから、新興および中小企業が中国市場参入に向けた試験販売目的で利用することなどを想定している。

 販促面では、11月上旬を目処に越境EC「天猫国際(以下、Tmall Global)」の海外直送店舗と、越境ECプラットフォーム「KOARA」内に@cosme専用ページを開設。中国化粧品EC市場の約7割のユーザーへのリーチを見込んでいる。サイト開設時は合計で30ブランドの参加を予定しており、今後1年間で約3000ブランドの参入を計画しているという。

 アイスタイルは2015年にTmall Globalに「@cosme旗艦店」を出店し、昨年は「@cosmeベストコスメアワード 2019」の中国版を開設。このほか、今年9月には日本ブランドが中国向けに実施するライブコマースや販促を支援する新会社「オーバー ザ ボーダー(Over The Border Inc.)」を設立するなど、日本ブランドの中国進出支援に注力している。

 Tmall Globalでは、コロナ禍での開催となった大規模セール「618商戦」のGMV(総流通総額)が6982億元(10兆5300億円)となり、同セールの新記録を達成。海外ブランドは昨年比2倍となる4000以上が参加したという。セール時の日本ブランドの人気は高く、毎年11月11日の「独身の日(シングルデー)」にあわせて行うセール「Alibaba's 11.11 Global Shopping Festival」や618商戦で、トップレベルのGMVを記録。依然として日本ブランドの人気が高いことから、Tmall Global副総経理兼海外直送事業総経理のドン・ジェンジェン(董臻貞)氏は「今回のプロジェクトでよりユーザーのニーズに応えることができる」と期待を示した。

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