語りあい、睨みあい、笑いあう眼、眼、眼
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2021年1⽉31⽇(日)まで、もともと岡本太郎の住居兼アトリエだった建物を改装してできた岡本太郎記念館にて「対峙する眼」を開催中。
“洋画家”としてキャリアをスタートさせた岡本太郎だが、一般的な西洋画題を全く描いておらず、絵の内容は普通の洋画家とは大きく異なっている。残念ながら彼の絵を見ただけでは、何を表しているのかはわからない。しかし岡本太郎の絵にはかならず「眼」が描かれている。岡本太郎が描いていたのは“生きもの”であり、“いのち”だったのだ。
特にモチーフとして頻出するのが「対峙する眼」。本展では、対峙するいきものが描かれた作品を集め展開する。ふたつの“いのち”が語りあい、睨みあい、笑いあう。そしていつのまにか、複数の眼が生命力をたぎらせ、群れをなして鑑賞者を睨みつけてくるようだ。
ちなみに岡本太郎記念館は、生涯を支えたパートナーであり、献身的な秘書であった岡本敏子によって、岡本太郎がこの世を去ってから1年後、遺した作品たちを埋もれさせまいと開館された。岡本太郎が40年以上暮らし活動してきたこの場所からは彼の“気配”が建物全体に息づいている。そんな特別な場所で、いのちを宿した「岡本太郎の眼」と対峙してみよう。
※敬称略
■概要
対峙する眼
開催期間:2020年9月30日(水)〜2021年1月31日(日)
開催時間:10:00~18:00(最終入館17:30)
開催場所:岡本太郎記念館
住所:東京都港区南青山6-1-19
定休日:火曜日(祝日の場合は開館)、年末年始(12/28~1/4)及び保守点検日。
観覧料
一般:¥650(¥550)
小学生:¥300(¥200)
※()内は15人以上の団体料金
>>EDITOR’S VOICE
岡本太郎記念館から徒歩4分のところに、2020年10月25日(日)にオープンした「ヨックモックミュージアム」。2021年9月26日(日)まで、ピカソ研究者の松井裕美をゲスト・キュレーターにむかえ、ピカソのセラミック作品を中心とした展覧会「ピカソ:コート・ダジュールの生活」展を開催中だ。どちらも訪れて、日本と海外の巨匠の作品を巡る一日にしてはいかがだろう。
Text:Ayaka Minoda
INFORMATION
住所
東京都港区南青山6-1-19
電話 03-3406-0801
営業時間 10:00~18:00(最終入館17:30)
定休日 火曜日(祝日の場合は開館)、年末年始(12/28~1/4)及び保守点検日
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