誕生日から命日まで毎年開催
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(2021/04/08)
2021年5月2日(日)まで、明治通り沿いの京セラ原宿ビル地下にある喫茶店「シーモアグラス」で、2009年に亡くなったロックミュージシャン忌野清志郎を想う小さな展覧会「それで君を呼んだのに」が開催されている。
“絵本の読める小さな喫茶店”として1996年に創業したシーモアグラス。店主が一人で営むこのお店にはたくさんの絵本が並んでおり、手作りの玄米カレーやケーキ、特製のチャイをお供にゆっくり過ごすことができる。隠れ家のような佇まいに、大通り沿いのビルの中にいることを思わず忘れてしまうだろう。
ここでは生前親交のあった忌野清志郎を偲ぶ展覧会を2014年より実施。新型コロナの影響で中止となった2020年を除き、毎年彼の誕生日(4月2日)から命日(5月2日)までを会期としている。
「NO MUSIC, NO LIFE」のポスターに誘われて店内に足を踏み入れると、そこには忌野清志郎の描いた絵本や関連書籍のほか、生前交流のあった著名人によるアート作品や直筆メッセージ、写真、書籍などがずらり。竹中直人、角田光代、矢野顕子ら総勢約20名との交流の軌跡から、その人柄が臨場感を伴って伝わってくる。BGMはもちろん、彼が生み出した数々の名曲たちだ。
また店内では福引も実施しているので、ぜひ試してみてほしい(本来は新型コロナで中止となった2020年にデビュー50周年記念として行う予定だった。デビュー曲「宝くじは買わない」にちなむ)。
シーモアグラスは10人も入れば満席になってしまうような小さなお店。一人か二人で訪れて、偉大なロックミュージシャン忌野清志郎にそっと思いを馳せてみては。
※敬称略
■概要それで君を呼んだのに開催期間:2021年4月2日(金)〜5月2日(日)開催場所:シーモアグラス住所:東京都渋谷区神宮前6-27-8 京セラ原宿ビル地下1FTEL:03-5469-9469営業時間:12:00〜18:00定休日:火・土曜
>>EDITOR’S VOICEカルチャーを生み出し続ける表参道&原宿は、多くのアーティストの歌にも描かれてきた。アイドル、バンド、シンガーソングライター……。ジャンルを越えて、街は様々な視点で切り取られている。音楽からこの街の魅力に迫るシリーズ「OMOHARA SONGS」もあわせてチェックしてほしい。
Text:Natsuno Aizawa
INFORMATION
住所東京都渋谷区神宮前6-27-8京セラ原宿ビル地下1F
電話03-5469-9469
営業時間12:00〜18:00
定休日火・土曜
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