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ニットの産地・群馬県太田市で生まれた「トゥータッチ」販路拡大へ

マウンテンディアー代表 山鹿雅明
マウンテンディアー代表 山鹿雅明

ニットの産地・群馬県太田市で生まれた「トゥータッチ」販路拡大へ

マウンテンディアー代表 山鹿雅明
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 群馬県太田市でセレクトショップを運営するマウンテンディアー。代表の山鹿雅明さんは、ニット産地である太田の魅力を広めたいと、ショップのオリジナルブランド「トゥータッチ」の拡販と同時に、産地ブランド「おおたニット」(OTA KNIT)の知名度アップに力を入れている。

 12年に設立し、地元出身の山鹿さん、山口県出身でアパレルメーカーのデザイナーだった妻と共に太田に拠点を構えている。トゥータッチは、上質な綿や麻、秋冬ならウールや獣毛などの天然繊維を中心に活用、製品洗いを施すことで、比較的ベーシックだが洗い立ての肌触りや心地良さを訴えるブランドだ。布帛からカットソーアイテム、ニットまで様々に揃え、幅広い年代の女性をターゲットにする。価格はシャツで1万円強。

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 オンラインショップや個店に販路を広げており、コロナ下でもウェブサイトでの情報発信、素材スワッチと画像付きカタログの送付など工夫を凝らした。地方の販売先が多かったことに加え、中にはコロナ下でも大きく伸ばす個店もあり、ビジネスを維持してきた。一部、香港や台湾などへ輸出もしている。

 全て国産だが、とりわけ地元である太田のニットにはこだわりがある。自社ブランドに取り入れながら、おおたニット全体の活性化に積極的に取り組む。産地ではハイゲージを得意とする企業のほか、無縫製編機「ホールガーメント」に強いメーカーなど7社とトゥータッチが組み、「7+1」のチームを組んで認知度アップに挑む。経済産業省の「令和2年度売れる地域ブランド育成・定着支援事業」に太田市のニットが選定されたこともあり、新たなプロジェクトを進行中だ。

山鹿代表とオリジナルブランドの「トゥータッチ」

売れる地域ブランド育成・定着支援事業」に選定された「おおたニット」

最終更新日:

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