Fumitoshi Goto

スーパーで新型コロナのワクチン接種、米国の取り組みをレポート

激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ

在米28年のアメリカン流通コンサルタント

フォローする:

— ADの後に記事が続きます —

■CDC疾病対策センターによると5月5日現在、米国で新型コロナウイルス感染症のワクチン接種(2回分)を受けた人は1億人以上に上っている。

国内の多くの地域でドラッグストアや食品スーパー、ディスカウントストアなど大手チェーンストアのファーマシーでワクチン接種を受けられるようになっているのだ。

チェーンストア最大手のウォルマートでは4日、ワクチン接種をウォルマートや傘下のサムズクラブにある5,100ヶ所のファーマシーに拡大したことを発表。事前の予約なく、その場で申し込んでもワクチン接種を受けられることを明らかにしたのだ。

では実際、アメリカのワクチン接種状況はどうなのだろうか?筆者は5日、近所にあるウォルマート傘下のサムズクラブでワクチン接種を受けてみた。

結論から言えば、事前確認や予約もなく買い物ついでに店舗内にある薬局に立ち寄る形で行列に並ぶことなくワクチン接種を受けられた。

 自宅のアパートからサムズクラブまで約1マイル(1.6キロメートル)の距離で車で2~3分程度だ。

5日(水曜日)の午前10時過ぎに自宅をでてサムズクラブに到着したのは10時10分前後。いつも買い物をするように、マイバッグを持参してサムズクラブに入った。

サムズクラブはコストコと同業のメンバーシップ・ホールセール・クラブなので入るときにはカードが必要となる。

しかしほとんど知られていないことなのだが、薬局に行くことを伝えれば会員でなくても中に入れるのだ。

いつものようにショッピングカートを押して店内にはいり、まずは入り口から正面奥にある食品コーナーに進んだ。

まずはベーカリーコーナーで全粒粉のパンをピックし、隣にあるロテサリーチキンをゲット。アツアツの鳥の丸焼きを持参した保温バッグに入れてカートに置き、レタスやベビー・スピナッチなどの野菜にブルーベリーやブラックベリーの果物もカートに入れていく。

サムズクラブのワンウェイの通路を歩きながら、オレンジジュースにヨーグルトなど必要な商品を次々にカートにいれる。美味しそうなクラムチャウダーを見つけてこちらもピック。

そのままレジ方向に向かって歩き、ファーマシーに立ち寄ったのだ。ざっと確認するとサムズクラブの薬局の前の壁際にはパーティションで仕切った専用ブースがあった。近くには椅子が2脚用意されているだけだ。

しかし誰も接種を受けている様子はない。

恐る恐るファーマシーのスタッフにワクチン接種を受けたいことを告げると「OK」と対応。身分書を渡しスタッフから口頭で簡単な質問を受け、問診シートと書類をもらって必要事項やサインを記入した。

問診表には体調不良や過去のワクチン接種でアレルギー反応の有無などを回答していく。

書類を渡すとスタッフから2回目のワクチン接種の日にちを告げられた。

ワクチン接種の日時が記されたリマインダーカード(ワクチンはモデルナ社だ)をもらったが、時間までは指定されていない。その日の好きな時間に来れば2回目のワクチンを受けられるとのことだ。

この間、5分程度。

そして専用ブースで待っていると1~2分で薬剤師が注射器などを持って現れ、左右の腕を訊かれたあとワクチン接種。

ファーマシーのスタッフにワクチン接種を申し出て接種完了まで10分もかかっていない。

ブースのそばにある折りたたみの椅子で15分ほど待機するように言われた。気分が悪くなるなどアナフィラキシーショックを確認するためだ。

ただ待っているだけなのも時間がもったいないと感じ、ショッピングカートにある商品をスキャン&ゴーした。

スキャン&ゴーはスマートフォンにダウンロードしたサムズクラブの専用アプリで、お客が商品バーコードをスキャンしながら買い物を行うシステム。

アプリ内で決済するため、レジを通らず買い物を済ませることができる。

ショッピングカートにある12品目をスキャンし終わったあと、アプリで決済を完了。持参したバッグに商品を詰めるなどしていたら時間があっという間に過ぎた。

結局、ワクチン接種を受けていたのは自分ひとりだけだったのだ。ファーマシーからレジを素通りし、出口でチェッカーに確認してもらいサムズクラブを後にした。

 サムズクラブのワクチン接種では事前の確認もなく、予約もせず、順番もなく、買い物ついでにワクチン接種ができたのだ。次も予約も入れず、卵やパンを買うついでに2回目のワクチン接種となる。

トップ画像:後藤は5日、サムズクラブで1回目のワクチン接種を受けた。事前の確認もせず、予約もなく、買い物ついでにファーマシーに立ち寄り、その場で直接申し込んでのワクチン接種だ。

買い物途中にファーマシーに立ち寄り、恐る恐るファーマシーのスタッフにワクチン接種を受けたいことを告げると「OK」と対応。身分書を渡しスタッフから口頭で簡単な質問を受け、問診シートと書類をもらって必要事項やサインを記入した。

確認するとサムズクラブの薬局の前の壁際にはパーティションで仕切った専用ブースがあり、近くには椅子が2脚用意されているだけだ。しかし誰も接種を受けている様子はない。

専用ブースで待っていると1~2分で薬剤師が注射器などを持って現れ、左右の腕を訊かれたあとワクチン接種。ファーマシーのスタッフにワクチン接種を申し出て接種完了まで10分もかかっていない。

ワクチン接種後、ブースのそばにある折りたたみの椅子で15分ほど待機するように言われた。気分が悪くなるなどアナフィラキシーショックを確認するためだ。ただ待っているだけなのも時間がもったいないと感じ、ショッピングカートにある商品をスキャン&ゴー!

ショッピングカートにある12品目をスキャンし終わったあと、アプリで決済を完了。持参したバッグに商品を詰めるなどしていたら時間があっという間に過ぎた。結局、ワクチン接種を受けていたのは自分ひとりだった。ファーマシーからレジを素通りし、出口でチェッカーに確認してもらいサムズクラブを後にした。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。日本の一部地域ではワクチン接種の予約でサーバーがダウンしたり、電話がつながらなかったりしているようです。なんだか申し訳なく思ってしまうほど現在、アメリカでは予約いらずのウォークインで手軽にワクチン接種が受けられます。エントリー記事にあるようにサムズクラブでは買い物に行ったついでにワクチン接種も可能です。後藤は予約もしていませんでしたし、確認のためのHPアクセスもしていません。サムズクラブでもすぐにファーマシーに行かず、必要な商品をピックした後にファーマシーです。ワクチン接種もショッピングカートを横に置いたままの「ちょっと立ち寄り一杯飲み」スタイル(笑)。で、接種後の副反応チェック待ちでは、スキャン&ゴーです。ワクチン接種にモバイルチェックアウトで「ショット、スキャン&ゴー(Shot, Scan & Go)」になります。沢田研二さんの「背中まで45分」という曲(井上陽水作)がありましたが、買い物&ワクチン接種も店を出るまで45分、でした

 ところでウォルマートの競合となるターゲットは5日、ターゲット内にあるCVSファーマシーでワクチン接種が受けると5ドル引きのクーポンを進呈というプロモーションを発表しました。ワクチン接種にクーポン販促というチェーンも増えますね。

最新の関連記事

Realtime

現在の人気記事

    次の記事を探す

    Ranking Top 10

    アクセスランキング