太郎と自身の“勘”を対峙
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(2021/06/21)
2021年6月23日(水)〜7月11日(日)、骨董通り近くの岡本太郎記念館にて「第23回岡本太郎現代芸術賞」で岡本太郎賞を受賞した作家・野々上聡人(あきひと)の新作特別展示「二人展」が開催される。
岡本太郎現代芸術賞(通称:TARO賞)は岡本太郎の没後、その精神を継承し芸術の新しい可能性を探る作家を顕彰するべく設立された。その大賞ともいうべき「岡本太郎賞」受賞者には岡本太郎記念館での作品展示の機会が与えられる。今回の特別展示もTARO賞受賞者によるものだ。
野々上聡人は1984年千葉県生まれ。幼少期より絵を描き始め、現在は木彫刻、アニメーション制作へも作品の幅を広げている。気鋭の作家たちから452点もの応募があった第23回岡本太郎現代芸術賞ではインスタレーション「ラブレター」で岡本太郎賞を受賞した。
「命以外描くもんあるか? という態度が、俺と太郎は似てる」と言う野々上は本展を“太郎との二人展”とし、太郎と自身の“勘”を対峙させるという。新作を披露し、展示期間中にも制作を続け作品を増やしていく予定とのこと。日々芸術が生み出されるライブ感も本展の見どころと言えるだろう。
なお岡本太郎記念館では特別展示の閉幕と同じ7月11日(日)まで企画展「暮らしのなかの芸術」が開催中。テーブル、絨毯、トランプなど生活のために太郎が生み出したプロダクトを振り返るこの展覧会も必見だ。
■概要第23回岡本太郎現代芸術賞受賞作家 新作特別展示野々上聡人「二人展」開催期間:2021年6月23日(水)〜7月11日(日)開催場所:岡本太郎記念館住所:東京都港区南青山6-1-19電話番号:03-3406-0801営業時間:10:00~18:00(最終入館17:30)定休日:火曜(祝日の場合は開館)入館料:一般¥650、小学生¥300
>>EDITOR’S VOICE岡本太郎記念館入り口の小さなカフェ「a Piece of Cake」。ここでは記念館の庭に展示されたオブジェを眺めながら美味しい焼き菓子が食べられる。もう一つの“ミュージアム”のようなこのお店で展示前後の時間を過ごしてみては?
※敬称略
Text:Natsuno Aizawa
INFORMATION
住所 東京都港区南青山6-1-19
電話 03-3406-0801
営業時間 10:00~18:00(最終入館17:30)
定休日 火曜(祝日の場合は開館)
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