ストライプインターナショナル公式サイトより
ストライプインターナショナルが、プライベートエクイティファンド運営会社のティーキャピタルパートナーズ(以下、TCAP)と戦略的資本提携を結び、出資を受け入れたと発表した。
TCAPは、東京海上日動火災保険の100%子会社である東京海上キャピタルが前身。現経営陣によるMBOを経て現在の社名となり、プライベートエクイティファンドを管理・運営している。これまでに28件の投資を行っており、コンシューマー・リテール分野でも豊富な投資実績を持つ。
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ストライプインターナショナルグループは、「アース ミュージック&エコロジー(earth music & ecology)」や「アメリカンホリック(AMERICAN HOLIC)」「サマンサ モスモス(Samansa Mos2)」「グリーンパークス(Green Parks)」など複数のライフスタイルブランドを展開。国内外の店舗数は2022年1月末時点で1500店舗を超えコロナ以前の24期には約900億円を超える売上を計上している。ただ新型コロナウイルスの感染拡大以降、小売を強みとする同社への業績ダメージは大きく、今年1月末に渋谷に構えていた「コエ(koé)」のホテル併設型グローバル旗艦店「ホテル コエ トーキョー(hotel koé tokyo)」を閉店。今月末にはストライプインターナショナルとソフトバンクの合弁会社ストライプデパートメントが運営するECサイト「ストライプデパートメント(STRIPE DEPARTMENT)」が閉鎖する。
資本提携締結に伴い、TCAPが管理・運営するプライベートエクイティファンドはストライプインターナショナルの株式を過半数超取得。出資額は非公表としている。ストライプインターナショナルは「昨今のコロナ感染拡大の影響も続く中、弊社を取り巻く業界環境も厳しい中、戦略的かつ資本的なパートナーとして、TCAPの豊富な投資実績に基づく経営ノウハウを活かし、より一層の企業価値向上を図っていく」とし、今後は既存ブランドを活かしたリテール・EC戦略に加えて、TCAPの経営ノウハウを活かした人材強化、海外戦略拡大、サステナビリティ戦略の推進に取り組むという。
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