編集部のリアルランチを紹介
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編集部がリアルに食べてるランチを、気ままにサクッと紹介する「オモハランチタイムス」。今回紹介するのは、とある取材の帰り道、心地良い満足感に浸りながら青山近辺を歩いていると、おいしそうな佇まいのお店が現れた。店前に飾られたメニュー看板に思わず足を止めてしまった。ちょうどお昼時、心は満たされていても身体は正直だ。編集部に戻る前に腹ごしらえをしようと、吸い込まれるようにイタリアンレストラン「トラットリア オゼール」に入店。
本日のお店:トラットリア オゼール
メニュー:洋食
食べたもの:イタリア風 ポークカツレツ 1,000円
飲食スタイル:イートイン
ランチタイム:月〜金 11:30〜15:30(L.O 14:45)土、祝 11:30~16:00(L.O15:00)
ランチサービス:ランチセットでサラダ、パンorライス、コーヒーorティー付き
レトロで物静かな雰囲気がとても落ち着く店内。1Fがカウンター席、2Fがテーブル席となっている。今回は1人だったので、カウンター席に案内された。開業してから30年以上も経つ「トラットリア オゼール」。飲食店が多く並ぶ表参道エリアでその歴史を持つということは、近隣で働く人達、このエリアに遊びに来る人達からそれだけ愛されている証拠だ。来る料理にも期待が高まる。
ランチメニューには、パスタ、ハンバーグ、カニクリームコロッケなど豊富な種類のメニューがラインナップされている。今回注文したのは、無性に揚げ物を食べたい気分だったこともあり「イタリア風 ポーク・カツレツ」をチョイス。洋食といえばカツレツだ。カツレツを頼んでおけば間違いない、という浅はかな目論見である(お腹も膨れるし)。
黄金色に輝く衣を纏い、美しい見た目のカツレツがやってきた!シンプルで上品な出立ちがよりカツレツの輝きを際立てている。豚とソースの芳醇な香りに、写真を撮るのも焦るほどに食欲をかきたてられる。一口頬張れば豚の豊かな旨味と甘み、ソースの酸味が美味しく、ガツンと脳内を刺激する。
自家製パン粉で丁寧に揚げられた薄い衣が、ナイフを入れた時にサクッと小気味良い音を立てる。その音色は、まさしく幸せの音。揚げ物の達人は音で油からの上げ時が分かるというが(「美味しんぼ」でそう言っていた)、食べる時の音もまた食事を彩る大切なスパイスであるということを実感する。デミグラスソースはあっさりとした味わいで、豚の甘みとも相性が良く美味。食べやすい。控えめなソースの量も個人的に推したいポイントだ。カツレツの美味しさを充分に味わえる絶妙な加減がとても嬉しい。ひとつひとつのこだわりが、長くお店が愛され続ける理由の一つなのだろうと思った。
白米とソースに絡めたカツを頬張ってみる。衣のサクサク感、豚肉の持つ特有ジューシーな甘みと、白米が口の中で最高のコラボレーションを展開する。粒の立った固めのライスも好み。カツレツ、ソース、米というシンプルなラインナップだが、それぞれの美味しさが、互いの良さを引き出してくれる、シンプルに料理の奥深さと楽しさを感じる一皿だった。
ランチタイムでは、注文の際にライスかパンのどちらかを選んでセット注文できる。パンに挟んで、サンドイッチのように食べるのも美味しそう!
食後に、ランチセットのコーヒーをいただく。可愛らしいミニピッチャーに入ったコーヒーフレッシュも昔ながらの雰囲気が落ち着く。あっさりとしたコーヒーが、カツレツを食べた口の中を落ち着かせてくれる。隣で近くで働いているであろう2人組のサラリーマン(恐らく上司と部下)が、ここは安くてボリュームもあってオススメ、と部下に教えていた。こうやって脈々とお店が愛され続けていく光景を、見られたことに感動した。表参道・原宿を盛り上げるローカルメディアとしてその姿勢を見習わねばと、午後の仕事に向けて身の引き締まる思いだ。
■概要
TRATTORIA Oseill (トラットリア・オゼール)
住所: 東京都渋谷区神宮前5-50-1 川島ビル 1F・2F
電話:03-3409-9454
営業時間:ランチ 月〜金 11:30〜15:30(L.O 14:45)/土、祝 11:30~16:00(L.O15:00)
ディナー 月〜土 18:00~22:00(L.O21:00)
※ディナー営業の予約状況によって、土・祝のランチ営業時間変更あり
定休日:日曜日、月曜日(ランチのみ営業)
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