どんよりした梅雨の時期は、お出かけするのも憂鬱ですよね。お休みの日はおうちにこもって過ごすという方も、多いはず。
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せっかくならたっぷりのおうち時間を使って、読書をするのはいかがでしょう。今回は、没頭して一気読みしたくなるエッセイと小説を5つご紹介します。
おいしいものでできている/稲田俊輔
南インド料理専門店の経営からレシピ監修まで手がける料理人、稲田俊輔さんの著書『おいしいものでできている』は、食の専門家ならではの視点で“美味しいもの”へのこだわりがたっぷり詰め込まれた一冊です。
食に特化したエッセイは、作中に登場する料理の数々を思い浮かべるだけでも楽しいですよね。読んでいる途中から、お腹が空いてきますよ。
つぶさにミルフィーユ/森博嗣
『つぶさにミルフィーユ』は、 作家の森博嗣さんによるエッセイ。自身の考えや日常の気づきが、作家ならではの鋭い着眼点で描かれていて、その独特な世界観に引き込まれてしまいます。
ユーモア溢れる100個の短いお話を読み終わるころには、なんとなく過ごしていた日常に潜む面白さに、敏感になれるかも。
悲しみよこんにちは/サガン
フランス人作家サガンによって著された『悲しみよこんにちは』は、なんと半世紀以上も前に出版された1冊。17歳の少女が抱く、思春期ならではの葛藤が細やかに描かれており、共感ポイントがいくつも登場しますよ。
永く愛される世界的ベストセラーですが、現在はうれしいことに、現代向けに読みやすくなった新訳版が出版されています。
たまには、普段なかなか手に取らない名作を読んでみるのはいかがでしょう。
雪と珊瑚と/梨木香歩
『雪と珊瑚と』は、壮絶な過去を持つシングルマザー・珊瑚の、人との出会いの中で成長していく様子が、梨木香歩さんらしい柔らかい文章で描かれています。
爽やかな読後感は、じめっとした梅雨にもぴったり。
小さなしあわせが散りばめられた物語に、心が温かくなること間違いなしですよ。
ミトンとふびん/吉本ばなな
吉本ばななさんによる『ミトンとふびん』は、親しい人を亡くした女性たちをめぐる短編集。主人公の人生のワンシーンを丁寧に描いた6つの物語からなる、ゆっくり大切に読みたい1冊です。
ストーリーの舞台は、世界各国さまざま。どのストーリーも美しい情景が目に浮かび、自分も旅をしているような気分になれます。
あなたの心に刺さるお話が、きっとみつかるはず。
梅雨のおこもりdayは読書に費やしちゃお
おうち時間を豊かにする本は見つかりましたか?
学校やお仕事で忙しい毎日の中、雨の日のおうち時間は読書を楽しむ絶好の機会。本の世界にどっぷり浸かってくださいね。
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