先日、旅行で三重県の鳥羽に行ったときのこと。お土産売り場で目に付いたのはラッコのような「ミジュマル」という「ポケモン」のグッズ。どうやら21年末にポケモン社が三重県と包括連携協定を結び、ミジュマルが「みえ応援ポケモン」として様々なグッズ展開や魅力発信のキャラクターになっているようだ。

　後日、ポケモン好きの若手記者に話したところ、「そういうポケモンは、香川や鳥取など各地にありますよ」とのこと。ポケモンが描かれたマンホールも全国にあり、それを目当てに訪れる人もいるとか。行政をも巻き込んだ形で、地域経済活性化に貢献しているとは驚いた。

　もともとゲームボーイ用ソフトだったポケモンだが、いまや国・世代を超えて日本を代表するキャラクターになっている。本来のゲームだけでなく、様々な形で消費できるのがこうしたキャラクターコンテンツの強み。ファッションブランドもこのようにコンテンツ化できないものかと考えさせられた。