昨年創業110周年を迎えたアストンマーティンが、DBシリーズの新型「DB12」のラインナップとして、オープントップモデル「DB12 Volante」の販売を開始している。

　「DB12」は2023年5月、DBシリーズの特徴を受け継ぎながらもグランツーリスモを超える世界初の「スーパーツアラー」として誕生。彫像のような造形と幅広いショルダーが特徴で、フロントには近未来的なデザインのLEDヘッドライトを配置したほか、センターコンソールを高い位置に設置することで、ドライバーが車との一体感を感じられる乗り心地を追求した。

　オープントップモデル「DB12 Volante」は、0-100km／h を3.7 秒で加速し、325km／hの最高速度を誇る「4.0 ツインターボV8 エンジン」を採用。「エレクトロニック・スタビリティ・コントロール」を搭載し、5つのドライブモードの設定で、走行特性を自在に変化できる。クラス最速の14秒で運転席を開放する「Kフォールド」ルーフを備え、56km/hでクルージングしているときでも電子制御でコンパクトに格納でき、積載スペースの最大化を実現しつつ洗練されたルーフラインの美しさを保つ。

　ソフトトップのカラーは、ブラック、レッド、ブルー、ブラック＆シルバーといった4色を用意。ボディやインテリアのカラーと合わせ、自分好みにカスタマイズできる。内装では、シートバックの木製ベニヤやカーボンファイバーパネルをドアトリムと同色に設定することで贅沢で統一感のある印象に仕上げた。

　アストンマーティンの公式サイトでは、「DB12」「DB12 Volante」の詳細を公開中。「DB12」は、2024年2月から全国のディーラーで試乗を受け付けている。