韓国セフォラの公式サイトより
LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン傘下の化粧品小売店「セフォラ(Sephora)」が、韓国市場から撤退する。5月6日から実店舗、オンラインモール、モバイルアプリサービスを順次終了する予定だ。
セフォラは韓国に2019年に進出し、江南エリアのショッピングモール「パルナスモール」内に1号店を出店。オープン日には行列ができ、日本の観光客からも注目を集めた。その後明洞2号店としてロッテヤングプラザを出店したほか、新村や汝矣島などにも店舗網を広げたが、新型コロナウイルスの流行に伴う休業により成長が鈍化。現在は、汝矣島と木洞の「現代百貨店(The Hyundai Seoul)」、光教の「ギャラリア(Galleria)」、蚕室の「ロッテワールドモール」、三成の「パルナスモール」の5店鋪で営業している。
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撤退の理由は明記していないものの、各国の報道では、“韓国版セフォラ”と呼ばれる「シコル(CHICOR)」や「オリーブヤング(OLIVE YOUNG)」といった韓国現地の競合他社に差をつけられたと見られている。セフォラは1999年に日本に上陸したが、2001年に撤退。また、2008年に進出した香港は2010年に事業を終了するなど、アジア圏の攻略に苦戦している。
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