東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを運営するオリエンタルランドが、ディズニー・エンタプライゼズ・インク（以下、ディズニー社）と、日本を拠点とするクルーズ事業に関するライセンス契約を締結したことを発表した。2025年度から造船を開始し、2028年度の就航を目指す。

　オリエンタルランドは、日本におけるクルーズ市場に成長が見込めることに加え、これまでのテーマパーク事業やホテル事業で培ってきた運営ノウハウや、ディズニー社との信頼関係を活かすことができることから、日本を拠点とするディズニークルーズを企画し、今回のライセンス契約の締結に至ったという。

　建造費や開業準備費などでかける投資額は約3300億円。総客室数約1250室、乗客定員約4000人を予定している。首都圏の港を発着する短期航路を中心に運航し、船の上という非日常の空間でディズニーが展開するバラエティに富んだ食事やホスピタリティのあるサービスとエンターテインメントによって「夢のような船の旅」を満喫することができるという。料金は一部の体験や飲食代を除き、客室やキャラクターとのふれあい体験、幅広いラインナップの食事、プール、レクリエーションなどを含んだオールインクルーシブとなっており、標準タイプの料金は一人あたり10万〜30万円を想定している。

関連記事

星野リゾートが舞浜浦安エリア初進出　世界初のディズニーランド誕生当時のアメリカの世界観を体現

LIFESTYLE

◾️ディズニークルーズ概要
就航時期：2028年度（予定）
総トン数：約14万トン
総客室数：約1250室
乗客定員： 約4000人
乗組員数：約1500人
船籍：日本（予定）
航路：首都圏の港を発着する短期航路が中心
総投資額：約3300億円（建造費・開業準備費など）