ADVERTISING

スキー場から消えた若者 チケットやウェアの高騰が要因か

スキー場から消えた若者 チケットやウェアの高騰が要因か

ファッションビジネス専門紙「繊研新聞」公式サイト
繊研plus

 87年に公開された映画『私をスキーに連れてって』は、ブームの火付け役になった作品で知られる。記者も当時鑑賞して憧れが増し、毎年のようにスキーを楽しんだ記憶がある。

ADVERTISING

 先日久しぶりにゲレンデに行ったところ、若者がめっきり減っていることに気付いた。以前なら、いかにも初心者風の若者と彼らを教える同世代の集団が目立ったが、ほとんど見かけなかった。

 様々な理由があるだろうが、一番はリフト券代などが高くなったことではないか。報道によれば、前シーズンに比べ燃料費や人件費の高騰などでリフト券代が平均約10%値上がりしたという。記者が行ったスキー場も一日券が6000円台から8000円台にアップしてびっくりした。ここに宿泊費や交通費、用具代などが加われば、学生・若者が気軽に楽しめるレジャーではもはやないだろう。いつの間にかスキー・スノーボードは、懐に余裕のある中高年とインバウンドのためのレジャーになってしまったようだ。

 スポーツ業界として、富裕層に的を絞ってウェアや用具を出すのも戦略の一つだ。しかし、映画の影響でスキーにロマンやときめきを覚え、雪山で遊ぶだいご味を知った者からすると、今の状況は何とも物悲しい。若者はこれからの消費の主役となっていく世代でもある。裾野を広げることも業界にとって大切なはずだ。

最終更新日:

ADVERTISING

JOB OPPOTUNITIES

最新の求人情報(求人一覧

求人

特別オンラインイベント

On

特別オンラインイベント

年収

400万 〜

詳細を見る

求人

リード・ストアアドバイザー

On

リード・ストアアドバイザー

年収

500万 〜

詳細を見る

Powered by

現在の人気記事

NEWS LETTERニュースレター

人気のお買いモノ記事

公式SNSアカウント