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人はなぜロボットに不気味さを感じるのか?グラウンズがパリで初のショー開催

2025年秋冬コレクション

Image by: grounds

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人はなぜロボットに不気味さを感じるのか?グラウンズがパリで初のショー開催

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 フットウェアブランド「グラウンズ(grounds)」が現地時間3月6日、パリで初のファッションショーを開催した。2025年秋冬コレクションは、ロボット工学者の森政弘によって提唱された、ロボットが人間らしい特性を持つにつれ好感を持たれるようになる一方、人間らしくなりすぎると不気味に感じてしまうことを指す「不気味の谷」をテーマに設定。スタイリングはイギリス出身でパリをベースに活動するBetsy Johnson、ヘアは「バレンシアガBALENCIAGA)」などを手掛けてきたCharlie le Minduが担当するなどグローバルチームと組んで、シューズだけでなく、ウェアやサングラスも披露した。

 グラウンズは前シーズン、クスクスで有名なモロッコ料理屋「Chez Omar」でパリ初のプレゼンテーションを実施。今回もプレゼンテーション形式で新作を発表する予定だったが、チームからの要望もあり、パリのバルベス・ロシュシュアール駅近くにある廃車ガレージで初のファッションショー開催に至った。

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 廃墟のような空間で行われたショーは、ランウェイにシューズの足跡が残る演出を採用。グラウンズを監修する「ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)」のデザイナー坂部三樹郎はギャレス・エドワーズ監督作の映画「ザ・クリエイター/創造者」でも投げかけられた「不気味の谷」と呼ばれる現象をテーマの主軸に置いた。「我々は、人間に似せて作ったロボットに気持ち悪さを感じてしまう。今回はそれをテーマにコレクションを製作しました」と語り、不気味の谷現象を通して、逆説的に「人間とは何か」をショーで問うた。

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 ショーでは、グラウンズの特徴である誇張されたアウトソールをアップデートした新作のフットウェアを展開。アッパーとソールの間にシューレースを挟み込んだものや、ソックスと一体化したようなデザインのニット素材のシューズなど、フットウェアを軸にデザインを発展させ、ウェアは手を拘束するなど、厚底のアウトソールでより誇張されたIラインのフォルムを提案。対照的に、肩が大きく張り出したジャケットなど誇張されたフォルムと近未来的なデザインを融合することでコントラストを生み出した。Betsy Johnsonによるスタイリングについて坂部は「個人的にモード系のスタイリストと組むことがこれまで多かったが、カルチャーやストリートに強い人とはやったことがなかったのでどう融合されるのか興味があった」と起用理由について説明した。

grounds 2025年秋冬

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