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合成ダイヤモンドブランド「ライトボックス」が終了、宝飾市場での価値暴落が要因

合成ダイヤモンドブランド「ライトボックス」が終了、宝飾市場での価値暴落が要因

 南アフリカ共和国発祥で英国・ロンドンを拠点にダイヤモンドの採鉱、流通、加工、卸売を行うデビアス グループ(De Beers Group)が、ラボグロウンダイヤモンド(合成ダイヤモンド、以下LGD)のブランド「ライトボックス(Lightbox)」を終了すると、公式サイトで発表した。

 ライトボックスは、LGDが天然ダイヤモンドとは異なる製品であることを強く打ち出し、2018年にブランドをスタートした。しかしその後、宝飾市場でLGDの卸売り価格が約90%下落。中国でより低コストのLGDが製造され競争が激化していること、アメリカではスーパーマーケットが販売したことなどが要因で値崩れが進み、今回の廃止に繋がったとしている。

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 今後は数ヶ月にわたり、従業員、小売パートナー、サプライヤーなどの関係者と連携しながら、事業終了に関する手続きを進めていく。在庫など一部資産の売却については、買い手候補と協議中。既存顧客に対しては、保証やアフターサービスなどのサポートを引き続き提供していく。

 同社は、ライトボックスのブランド終了後、天然ダイヤモンドに関するマーケティング活動などにリソースや投資を再配分していく方針。同社のアル・クック(Al Cook)CEOは今回の終了について、「収益性の高い事業に集中していく」とコメントした。

最終更新日:

◾️デビアス グループ:公式サイト

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