
南アフリカ共和国発祥で英国・ロンドンを拠点にダイヤモンドの採鉱、流通、加工、卸売を行うデビアス グループ(De Beers Group)が、ラボグロウンダイヤモンド(合成ダイヤモンド、以下LGD)のブランド「ライトボックス(Lightbox)」を終了すると、公式サイトで発表した。
ライトボックスは、LGDが天然ダイヤモンドとは異なる製品であることを強く打ち出し、2018年にブランドをスタートした。しかしその後、宝飾市場でLGDの卸売り価格が暴落。現在の相場は天然ダイヤモンドの価格と大きく乖離しており、この急激な値下がりが今回の廃止の要因になったとしている。
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今後は数ヶ月にわたり、従業員、小売パートナー、サプライヤーなどの関係者と連携しながら、事業終了に関する手続きを進めていく。在庫など一部資産の売却については、買い手候補と協議中。既存顧客に対しては、保証やアフターサービスなどのサポートを引き続き提供していく。
同社は、ライトボックスのブランド終了後、天然ダイヤモンドに関するマーケティング活動などにリソースや投資を再配分していく方針。同社のアル・クック(Al Cook)CEOは今回の終了について、「ラボグロウンダイヤモンドの価値は、今後さらに低下していくと予想している。今回のブランド終了は、我々が天然ダイヤモンドのビジネスに注力していくというコミットメントを示すものである」とコメントした。
最終更新日:
◾️デビアス グループ:公式サイト
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