「ミュウミュウ（Miu Miu）」が、アカデミー賞を4度受賞した衣装デザイナー キャサリン・マーティン（Catherine Martin）とのコラボレーションコレクション「Miu Miu Upcycled by Catherine Martin」を発表した。日本国内では、6月21日にミュウミュウ青山店とミュウミュウ伊勢丹新宿店で発売するほか、6月23日からミュウミュウ公式オンラインストアでも展開する。

　同コレクションは、2020年にスタートした「Miu Miu Upcycled」の第6弾となる。「Miu Miu Upcycled」は、世界各地のヴィンテージショップやマーケットから厳選したアイテムを、ミュウミュウの美学に基づいてリメイクするプロジェクト。ヴィンテージウェアに新たな命を吹き込み、衣服本来の価値を守ることで、循環型デザインを推進することを目的としている。

　キャサリン・マーティンとのコラボコレクションでは、Tシャツをバイアスカットで仕立て直したガウンや、デニムとTシャツとスカーフから製作したビーチパンツなど、相反する要素を融合。そのほかランジェリーとボーダーTシャツ、デニムとイブニングウェア、ローイングブレザーなどコントラストが際立つラインナップを揃える。ジャック＝アンリ・ラルティーグ（Jacques Henri Lartigue）の写真に見られるような、1920年代の上品さと無骨さが共存するスタイルを表現したという。

　コレクションの発表に合わせて、マーティンが初めて監督を務めたショートフィルム「Grande Envie」を同時公開。1920年代末から30年代初頭の南フランスを舞台としたストーリーで、スタイルの対立と変化が入り混じる戦間期の空気を表現した。キャンペーンヴィジュアルは写真家のミケーラ・ブレダール（Michella Bredahl）が撮影を手掛けた。

関連記事

ミュウミュウが新作コレクションを発売　幼少期のワードローブを再解釈

FASHION

■ミュウミュウ：公式オンラインストア