

昨日、九州南部が梅雨入りした。これは平年と比べてかなり早い。
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九州南部の梅雨入りは平年より2週間くらい早い。
本州は梅雨入りしていないが、今週・来週と雨の日が増えるという予報なので、大阪も近々梅雨入りするかもしれない。
そして、今日は湿度はそれほど高くないものの、急激に暑くなるという予報である。
暑がりで汗っかきの当方は夏が苦手だがいよいよ、本格的に嫌な季節が来たようである。ただ、そんな嫌な夏でも当方にとっては一つだけ利点を感じる部分がある。
それは気温が高いから洗濯物が速く乾くという点である。これ以外に夏の利点を当方は思いつかない。
そんな気温上昇によって、先日購入したワークマンのリカバリーウェア「メディヒール」を洗濯しながら2週間強着用し続けたわけだが、とりあえず2週間経過の報告をしたい。
別に血圧や血液を調べたわけではないから、単なる当方の感想である。
2週間使ってみた結果としては、何となく体が楽になったように感じる。というものである。
具体的にいうと、何となく体のだるさが軽減されたように感じ、肩凝りなどの自覚も軽減されたように感じる。とは言っても、腰痛や肩凝りが完全に消えたわけではない。凝りの芯は残っているが、自覚が少し軽減されているように感じる。
もちろん、プラシーボ効果に過ぎないかもしれない。しかし、普通のTシャツで寝るよりはこちらの方が年老いた体は楽だと感じる。
ただ、2週間経過した時点での感想なのでこれが1か月、1年と続くとまた感じ方も変わるのかもしれない。
そんなわけで、暑さに助けられながら洗濯を繰り返し、1着だけで頑張ってきたわけだが、やはり不便なので洗い替えを買おうと決心した。
ただ、業界最安値のワークマンはもうどの店も、そしてかねてから指摘している在庫が脆弱なECも品切れだから別の商品を買うしかない。
テンシャルの「バクネ」あたりがコマーシャルに多額の資金を投入しており、よく見かける。だが、商品価格が高い。2万円台である。正直なところ、たかがパジャマに2万円台は投入したくない。それ以外で探すとだいたい1万円台である。これもさすがに高くて出せない。2万円もあれば当方の普段着が20着ぐらい購入できてしまう。
それ以下の価格帯で探すと、AOKIの8990円と7990円、宝島社の8400円弱あたりである。
AOKIの7990円は夏向け商材で五分袖と七分丈パンツである。そして、名の通った企業の商品はこの8000円ラインが調べた限りにおいては最低ラインである。
ワークマンの2580円が破格値といえる。
そこで、当方は一大決心をしてAOKIの夏向け7990円を買うことにした。ちょうど楽天市場の1000円引きクーポンがある。これを使えば6990円である。あと楽天ポイントを使えばさらに何百円か安くできる。
そんなわけでポチるタイミングを見計らっているところである。
今夏はワークマンとAOKIの2着を使いまわし、秋冬商品はワークマンの3980円を2セット購入しようと計画しているところで、秋冬商品が入荷したと同時に2着を購入するためにこれから定期的にリサーチを続けるつもりである。
夏2着、秋冬2着体制が構築できれば、来年以降は1着ずつ買い足して、その後は何年かおきに1着ずつ買いなおすことで支出を抑えることができると目論んでいる。(笑)
さて、リカバリーウェアは全般的に共通しているのが、生地に鉱物などを練り込んで遠赤外線効果を付与したという点である。
遠赤効果があるので、それを着て寝ている間に血流が良くなって肩凝りや腰痛、筋肉痛に効くというロジックで成り立っている。
ただ、遠赤効果というのは、肌にあてても例えばメンソールみたいな即効性のある触感は得られない。正直なところ効いているのか効いていないのかわからない。何なら普通の生地と変わらない。
先日、古巣の業界新聞のベテランと久しぶりに酒を飲んだ。
その際、話題となったのがこのリカバリーウェアである。鉱物練り込みの遠赤効果生地というのを耳にして、当方が最初に思い浮かんだのが、90年代後半から2000年頃にかけて、各紡績が積極的に打ち出していた遠赤効果生地である。だいたい鉱物練り込み、セラミック練り込みという触れ込みがほとんどだった。
当時、この生地が開発された理由としては、90年代半ばに紡績各社は形態安定加工ワイシャツ用生地の大ヒットで潤った。ただ、形態安定加工ワイシャツブームは長くは続かなかった。標準装備という感じになって、買い足し・買い替え需要だけになってしまった。商況としては沈静化したわけである。
そのため、形態安定加工生地の第二弾・第三弾として様々な機能加工生地を紡績各社は投入したわけだが、携帯安定加工ほどにはヒットしなかった。
防臭・防汚・消臭・抗菌などなど様々な機能加工がこの時に生まれた。その最終版として市場に投入されたのが遠赤効果生地だった。ただ、これもその当時はまるでヒットしなかった。
ちょろちょろと採用はされたが、形態安定の人気には遠く及ばなかった。
それから25年くらいが経過して、リカバリーウェア用の生地として再登場したわけである。
古巣の業界紙のベテランとはそんな昔話をした。
世情や消費者心理も変化していく。2000年頃はさほど興味を持たれなかったが、リカバリーウェアという打ち出しにすると、あの当時からは想像もできないほどに売れたわけである。
いかに「切り口」「用途」が重要かがわかる。
それにしても50歳を過ぎると体は衰える一方だから、サプリだのリカバリーウェアだのに頼らざるを得なくなる。団塊ジュニア世代が老い始めているから、リカバリーウェアやサプリの需要はあと20~30年間伸び続けるのではないかと思えてくる。
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