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繊研plus自宅に「壊れたゲーム機」が届く――英国にはそんな子供向けサブスクリプション(定額課金)サービスがあると知った。
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ゲーム機には修理用工具が同封され、専用の動画を見て自分の手で修理する。工作や科学の楽しさを学びつつ「直して使う」精神を養えるとして、家庭・学校で利用されているそうだ。
服にもお直しの技術がある。その修繕方法が気になるようになったのは最近だ。ビンテージ専門店の取材で年代物の商品を見せてもらうと「仕入れた時は背中に穴が開いていた」と言う。補修の跡を感じさせない技術に興味が湧いた。
お直し需要は、安価な新品の広がりで減少し、職人の数も減っている。しかし、リユースが流行する今が、その価値を伝えるチャンスかもしれない。あるリフォーム店の社長は、両親や祖父母から受け継いだ服をリメイクしたいと持ち込む若者が増えているとし、「店を通じて、お直しの技術を知ってほしい」と話す。
古着の売買だけでなく、その修繕方法に触れる仕組みや機会を増やし、技術継承やお直し文化の見直しにつなげたい。
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