「ミズノ（MIZUNO）」が、新作ランニングシューズ「ミズノ ネオ ビスタ 2（MIZUNO NEO VISTA 2）」を発表した。6月20日に、全国のミズノランニング品の取り扱い店舗と公式オンラインストアで販売を開始する。

　ミズノ ネオ ビスタ 2は、ランナーの日々のジョグやスピード練習に焦点を当てて開発しているトレーニングモデル「NEO」シリーズの最新作。昨年発表した初代モデル「ミズノ ネオ ビスタ（MIZUNO NEO VISTA）」をアップデートした2代目として開発した。モデル名は、「新しい（neo）景色（vista）」を意味し、ミズノが培ってきた技術を詰め込んだ“これまでに見たことのない”革新的なシューズとして位置付ける。

　同モデルは、国内外のアスリートからのフィードバックを反映して開発。前作同様、走行時の足の角度を補助する特許取得技術のソール構造「スムーズスピードアシスト」を採用したほか、前作からソール幅を広げたことで、より安定性を高めた。トップミッドソールには、超臨界発泡技術を採用したTPUベースの新素材「ミズノエナジーネクスト」を使用し、反発性を向上した（前足部は13％、後足部は12％向上）。

　ミッドソールの下部にはEVAベースの素材を取り入れ、内部には耐久性を高めるグラスファイバー繊維入りのナイロンプレートを配置。前作からプレートの幅と厚みを改良したことで、クッション性と安定感を両立したという。また、雨の日のジョグにも対応できるよう、アウトソールには横溝を備え、グリップ力を追求した。前作に引き続きニット素材で仕上げたアッパーは、ランナーから蒸れについてのフィードバックがあったことを受け、通気孔を広げた新構造で快適性な履き心地を実現。そのほか、安定感を高めるため、かかと部分に補強パーツを配した。

　最新モデルの発表に際してメディア向けに行われた発表会には、ミズノのアスレティック事業部コンペティションスポーツマーケティング部の陸上・ランニング課課長を務める加藤利行氏が登壇。加藤氏は「主要なマラソン大会や駅伝大会といったトップ市場において、ミズノのシューズを見かける機会はまだ少ないのが現状ですが、ミズノ ネオ ビスタ 2をもって、今、“製品”という確かな光が見えてきました。2025年は、ミズノのスピードランニングシューズ復活の狼煙を上げる年と位置付けています。この最新作は、その第1章です」と意気込んだ。

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