
Image by: Shuzo Matsuhashi
「ロエベ(LOEWE)」で経験を積んだデザイナー 松橋脩造が手掛ける「シュウゾウ マツハシ(Shuzo Matsuhashi)」が、2026年春夏シーズンに本格始動する。6月21日まで、目黒のGallery Uで展示受注会を実施している。
デザイナーの松橋脩造は、多摩美術大学テキスタイルデザイン専攻在学中にイギリスのチェルシー・カレッジ・オブ・アーツ(Chelsea College of Arts)に留学。多摩美術大学卒業後は、日本のユニセックスファッションブランド「ヤントル(YANTOR)」でアシスタントとして経験を積み、2019年からウィーン応用美術大学(University of Applied Arts Vienna)でファッションデザインを学んだ。卒業後の2023年からは、ロエベにインターンとして参加。当時のクリエイティブディレクター ジョナサン・アンダーソン(Jonasan Anderson)のもと、ニットウェアデザインチームの一員として活動した。
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2026年春夏コレクション
Image by: Shuzo Matsuhashi
シュウゾウ マツハシのテーマは、「生活者の服」と「衣服と体の関係」。ワークウェアや介護服、ランジェリーなどといった人々の生活に根付いた衣服や、日常的な動作に着想したデザインのアイテムを展開していく。国際的なバックグラウンドを持つ松橋は、ブランドの拠点を日本にした理由を、「ヨーロッパのブランドは、複数の国で分けて製造することが多い反面、日本は、すべての製造過程を国内で完結できるところに魅力を感じた」と語っている。





キッチンペーパーの柄を落とし込んだトップス
Image by: FASHIONSNAP
ファーストコレクションのテーマは、日本語で「無意識のファッション」を意味する「Non-conscious Fashion」。キッチンペーパーのデザインを落とし込んだジャカード生地のロングスリーブTシャツ(4万8400円)やシャツ(7万7000円)、大判のタオルを肩から掛けたときのシルエットをイメージしたコート(15万4000円)、テーピングに着想したソックス(5500円)など、飾らない日常を切り取りデザインに落とし込んだアイテムを揃えるほか、学生時代に発表したコレクションでも使用したというオーストリア・モンタフォン地方のウールを用いたホールガーメントニット(8万2500円)などユニセックスに着用できる計17型を展開する。なお、ファーストコレクションのデリバリーは12月以降を予定している。


胸元をカットしたトップス
Image by: FASHIONSNAP
松橋は、同コレクションを”自分で自分のために仕立てる庶民用オートクチュール”のような位置付けだと説明し、アイテムをそのまま着用するだけではなく、「トップスをタトゥーの位置に合わせカットしたり、自分の好みに合わせてパンツの丈を切ったりと、服を体に合わせる感覚でDIYしていって欲しい」と語った。
今後は年に1回のペースで新作コレクションの発表を予定。現時点では受注販売のみだが、今後は公式オンラインサイトのオープンも予定しているという。
最終更新日:
◾️SS26 “Non-conscious Fashion” 展示会
開催期間:2025年6月13日(金)〜6月21日(土)
会場:Gallery U
所在地:東京都品川区上大崎4-6-19
営業時間:12:00~20:00(最終日17:00まで)

Image by: Shuzo Matsuhashi

Image by: Shuzo Matsuhashi

Image by: Shuzo Matsuhashi

Image by: Shuzo Matsuhashi

Image by: Shuzo Matsuhashi

Image by: Shuzo Matsuhashi

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