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ナイスネス初の旗艦店が恵比寿にオープン、千葉学の建築をリフォーム テーマは「ミッドセンチュリー」

NICENESS EBISU トップ画像

Image by: FASHIONSNAP

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ナイスネス初の旗艦店が恵比寿にオープン、千葉学の建築をリフォーム テーマは「ミッドセンチュリー」

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 「ナイスネス(NICENESS)」が、ブランド初となる旗艦店「ナイスネス・エビス(NICENESS EBISU)」をオープンした。7月下旬の2025年秋冬シーズンの立ち上がりまでは、アポイントメント制で営業。アーカイヴから最新コレクション、限定アイテムまで幅広く展開し、世界に向けてブランドの価値を発信していく。

ブランドの世界観を表現、ブランド初の直営店

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 ナイスネスは、国内外で物作りの経験を積んだのち、ドメスティックブランド「サヴィー(salvy;)」を手掛けていたデザイナー 郷裕一が2018年春夏シーズンにスタート。ブランド名の由来でもある「自身が本当に着たいもの、Just good is good(イイものはイイ)」をコンセプトに、世界各地の上質な素材を用いたメンズウェアを製作している。卸先を大事にしたいという考えから自社ECを持たず、国内のセレクトショップを中心に展開してきた。海外からの問い合わせが増えてきたことに伴い、全てのコレクションやブランドの世界観を表現できる場所が必要だと判断したことで直営店のオープンを決めた。構想自体は2〜3年前からあったが、条件に合う物件がなかなか見つからずこの時期のオープンになったという。

NICENESS EBISU 店内写真

NICENESS EBISU 外観

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出店先に恵比寿を選んだワケ

 旗艦店 ナイスネス・エビスは、JR恵比寿駅から徒歩11分の場所に位置。渋谷や青山といったショッピングエリアとは離れているうえ、駅からもやや距離がありアクセスが良いとは言えない立地だ。なぜブランド初の直営店にあえてこの場所を選んだのか。担当者に聞くと、理由は2つあるという。

 1つ目は、都会の喧騒から離れた同エリアがブランドの雰囲気とマッチしたこと。担当者は「たくさんの人が行き交うエリアではないが、耳をすませば行き交う人々の暮らしのリズム、土地の息づかいが聞こえてくる。静かさと営みの気配が入り混じる場所だからこそ、根を張ってブランド価値を伝えていけると思った」と話す。2つ目は、熱量の高い顧客に訪れてほしいという考えだ。「ショッピングエリアでは来店者数も多いが、その分フラッと見て退店してしまう人も増える。ここまで来てくれるお客様はファッションに対して熱量を持っている人が多いので、真剣に向き合うことでブランドの根強いファンになってもらえるチャンスも増える」(担当者)。

NICENESS EBISU 店舗外観

NICENESS EBISU 外観

Image by: FASHIONSNAP

什器、フレグランスまで全て特注 こだわりが詰まった店内を解剖

 新店舗は、建築家 千葉学が手掛けこれまでアートギャラリーとして活用されていた建物の内装をリフォームしてオープン。地上3フロアの構成で、1〜2階がショップ、3階がストックとなる。オープン時の店内では、最新コレクションのほか、これまでのアーカイヴアイテム、恵比寿の土地から着想を得て製作したという店舗限定アイテムを展開する。カテゴリーなどで区切って展開フロアを決めることはせず、自由な視点でアイテムの魅力を最大限引き出せるレイアウトを考え陳列したという。

NICENESS EBISU 店内写真
NICENESS EBISU 店内写真
アイテム画像
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1階

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 内装のコンセプトはブランドに通底するテーマでもある「ミッドセンチュリー」。20世紀半ばにアメリカで生まれた家具や建築、インテリアデザインのスタイルをベースに、ブランドカラーのバーガンディを用いてコンテンポラリーな印象にアップデートした。

NICENESS EBISU 店内写真
NICENESS EBISU 店内写真
NICENESS EBISU 店内写真
NICENESS EBISU 店内写真

Image by: FASHIONSNAP

 素材やクオリティを追求するブランドの姿勢を反映させ、店内環境は全て特注で仕上げている。1階の床には大理石の一種であるトラバーチンを、壁には漆喰や珪藻土などの自然素材を用いる左官壁を採用。木材を白漆でコーティングしたメイン什器は、上から見るとブランド名の頭文字である「N」の形になっているのも見どころだ。

NICENESS EBISU 店内写真
NICENESS EBISU 店内写真
NICENESS EBISU 店内写真
NICENESS EBISU 店内写真

Image by: FASHIONSNAP

 店内の香りもあり物ではなく、植物や土地の香りを探究するフレグランススタジオ「VISCUM」に製作を依頼。“古本屋で立ち込める紙とインクの匂い”から着想を得て、桜の木の蒸留水と赤松のティンクチャーをベースに、カナダヅカのグリーンノート、ベテルリーフのスパイシーなエッセンスを加えることで「ふとした瞬間にこの店のことを思い出す」香りを目指した。担当者は「什器や香りなどの店内環境には一切の妥協をせずに仕上げた。お客様には心地良く買い物を楽しんでいただけると思う」と自信を覗かせる。

NICENESS EBISU フレグランス写真
NICENESS EBISU 店内写真

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 2018年にスタートしたナイスネスは、現在7年目。立ち上げ当初は3ラックに収まるほどだったというアイテム数も、現在では1シーズンあたり約100型を揃えるなどブランド規模は拡大を続けており、今後は世界に目を向ける。旗艦店オープンを皮切りに、7月中にはアジア、ヨーロッパなどに向けた越境ECサイト開設を予定。2026年春夏シーズンからはパリでの展示会開催も決定している。担当者は「ブランド規模が大きくなっても、自分たちが面白いと考えるモノづくりを丁寧にやっていく方針に変わりはない。今回の旗艦店オープンが、世界に向けてナイスネスのクリエイションを伝えていく第一歩になれば」と話した。

NICENESS 2025年春夏

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最終更新日:

◾️ナイスネス・エビス
オープン日:2025年6月20日(金)
所在地:東京都渋谷区恵比寿3‑3‑8
営業時間:12:00〜20:00
定休日:水曜日

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