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無印良品「胸パッド」が好評でほぼ完売状態 自社開発による商品化の裏側を聞く

胸パッド

「婦人 綿混胸パッド」(ブラック、1990円)

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無印良品「胸パッド」が好評でほぼ完売状態 自社開発による商品化の裏側を聞く

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「婦人 綿混胸パッド」(ブラック、1990円)

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 良品生活が展開する「無印良品」が発売した婦人向けの胸パッド「綿混胸パッド」が、じわりと注目を集めている。自社の公式オンラインストアのみの扱いで、7月7日の発売から数日でほぼ完売状態となった。同社が胸パッド単体を販売するのは初めて。主に乳がんの手術などで乳房を切除した人を対象とした商品だが、専門のメーカーに委託せずに自社で手掛けたという。開発の裏側を聞いた。

◆商品化まで約2年 自社開発のこだわり

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 胸パッドの開発のきっかけは、2023年に初めて出展した日本乳癌学会学術総会への参加だった。同社は日本乳癌学会若手乳腺診療医グループ「ミライワン(MIRAY1)」とがん研乳腺センターとのコラボレーションによる「わかものブース」への支援を機に、会場で医療従事者や患者にアンケートを実施。合計400件以上の回答から、最も多く要望が集まったのが胸パッドに関することだった。胸のボリュームを調整するのに適したものが見つからず「パッドを手作りしている」や「タオルなどを代わりに使用している」といった声が実際に集まったという。そうした声に応える商品として、綿混胸パッドを開発した。

 無印良品では、2023年に前開きインナーシリーズを発売。前開きブラジャーは脱ぎ着しやすく、乳がん術後にも使いやすいのが特長で、他の大手アパレルメーカーからも販売されているが、胸パッド単体を売っているメーカーは少なく、手に入りにくい。無印良品にとっても、通常の胸パッドを含めても単体を販売するのは初めての取り組みだという。踏み入れたことがない領域であることから、当初は専門知識を持つ外部のメーカーに製作依頼をすることも検討していたというが、想定する生産数量やコストとのバランスが取れなかったことから、自社での開発を決断。約2年の歳月をかけ、患者や医療従事者の意見を何度も取り入れながら試行錯誤を重ね、商品化にこぎつけた。

 綿混胸パッド本体は左右の胸の重量差を軽減するビーズ入りで、肌あたりに響かないように肌側にやわらかい綿を、外側にはウレタンパッドを入れている。綿はオーガニックコットンを採用。パッドを入れるポケットのないブラジャーとあわせて使う際、羽根の部分でアンダーや脇で挟むことでズレにくく装着することができる。また、ボリュームを出すために追加で布を入れることができるポケットを備えるなど、手作りでは難しい細やかな工夫を取り入れた。手洗いでの洗濯が可能となっている。カラーはブラックとライトベージュの2色展開で、サイズはS、M、Lを用意し、価格は1990円。商品ページには、乳房を切除していない人に対しても「ボリュームについてお悩みの方に広くお届けできれば、と考えています」と記載している。

◆ネット限定展開も在庫切れ状態 次回は冬頃入荷予定

 販路は同社のオンラインストア限定。売れ行きは「想定より動向が良かった」とし、7月22日時点ではライトベージュのSサイズ以外は在庫切れ状態となっている。次回は冬頃に入荷を見込んでいるという。「ネットでの販売が現時点では最適」という理由から、病院内販売など販路の拡大は現状予定していない。

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