
Image by: 経済産業省
経済産業省が、国内皮革関連産業における国際的なサステナビリティ認証基準への対応の標準化および、日本製皮革製品のブランド確立、国際的な市場への浸透に向けて、今後の効果的な対応策を提案することを目的に令和7年度皮革産業振興対策事業費(日本製皮革及び皮革製品のJAPANブランド海外発信事業)を執行する。同事業では、2026年1月中旬にイタリア・フィレンツェで開催される国際見本市「ピッティ・イマージネ・ウオモ(Pitti Immagine Uomo)」をはじめ、1月下旬にフランス・パリで開催される合同展示会「マンウーマン(MAN/WOMAN)」、2月上旬に中国・上海で実施する展示会(詳細は未定)への出展を通して、海外バイヤー等への日本製皮革製品を紹介していく。なお同省は、各展示会に出展する皮革関連事業者の募集を開始。希望する事業者は特設サイトから申請が可能で、締切は8月22日まで。
同事業では、2つのカテゴリーで参加事業者を募集。ひとつは、「ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)」のブランドディレクター・バイヤーの内山省治の監修による高付加価値な製品開発の支援と展示会出展支援を組み合わせたプログラムで、革製の靴、鞄・バッグ、雑貨から2社が対象となる。もうひとつは、自社ブランドを保有する事業者の展示会出展のみの支援で、衣料も含む皮革製品全般を募集し、対象は3社以内。応募条件としては、日本製の革を使用した日本で製造された皮革製品であることと、国際的なサステナビリティ認証基準への対応を促進するため、「Leather Working Group」や「OEKO-TEX LEATHER STANDARD」などの国際的な環境基準認証を取得している事業者の皮革素材を使用した製品であることが求められる。
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同事業の採択先であるワンオーは、2025年4月に公表された「国内皮革産業のあるべき姿と行動目標・ロードマップ 国内皮革産業の革新に向けて」内で示された国内皮革関連産業の将来像「自律的な発展軌道に乗った生活 価値創造産業」の実現に向けて、同事業内で実施する施策を通じて日本皮革関連産業の国内外でのプレゼンス確立や新規販路開拓・製品のプロモーション・ブランディングにおける効果検証を行う。産業の維持・発展に向けた調査分析を通して、国内皮革関連産業の革新に向けたあるべき姿と行動目標実現に資する対応策の提案を行っていくという。
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Pitti Immagine Uomo
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MAN/WOMAN
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