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カナダ発のファッションEC「エッセンス」が再建に向けて破産保護申請へ

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カナダ発のファッションEC「エッセンス」が再建に向けて破産保護申請へ

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 カナダのファッションECサイト「エッセンス(SSENSE)」が、日本の民事再生法に相当する企業債権者整理法(Companies' Creditors Arrangement Act:CCAA)を申請する方針だとイギリス発のファッションメディア「ビジネス・オブ・ファッション(The Business of Fashion、以下BoF)」が報じた。最高経営責任者(CEO)のラミ・アタラが現地時間8月28日に明らかにしたという。

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 エッセンスは、2003年にシリア出身のラミ・アタラ、フィラス・アタラ、バッセル・アタラの三兄弟によって設立。三兄弟は10代の頃、家族と共にダマスカスから現在拠点を構えるモントリオールに移住し、ラミのEコマースに対する好奇心が原動力となり、学業の傍らで行うプロジェクトとして始まった。ウィメンズおよびメンズウェアからキッズウェアまで、老舗ブランドから新進ラグジュアリーブランドまで多岐にわたるブランドを取り扱うほか、独自のエディトリアルコンテンツも強みとし、月間の平均ページビューは1億PV規模だという。150ヶ国以上から利用され、顧客の約8割は18〜40歳。エッセンスの公式サイトには「利益を上げつつも、そのスピードを落とすことなく、2桁続きの高い年間成長率を実現している」と記されている。2018年にはモントリオール本店をオープン。また、同年にファッションソーシャルコマースサイト「ポリヴォア(Polyvore)」を買収している。

 同社は本社や支社、フルフィルメントセンター、店舗を含め計1200人近くの従業員を抱える。BoFの報道によると、エッセンスは近年のラグジュアリー市場の減速により、今年5月に複数の部門で100人以上の従業員を解雇。今回のCCAA申請は、債権者による強制的な事業売却を阻止し、自身のコントロール下で事業再編を進めるために決断したという。その背景として、カナダからの輸入品に25%の関税を課したほか、少額貨物の輸入に対する非課税基準額(デミニミス)ルールの廃止を決定したトランプ政権の貿易政策が起因するとしている。アタラCEOはメモの中で、「我々は財務および法務アドバイザーと緊密に協力し、将来のために再建するための独自の再編計画を策定した」と述べたといい、来週中には今後の進展が決定する見通しを明らかにした。

 ラグジュアリーEC業界では近年、ファーフェッチ(Farfetch Ltd)を韓国の大手EC企業クーパン(Coupang)が買収したほか、英国発のラグジュアリーEC「マッチズファッション(MATCHESFASHION)」をイギリスのスポーツ用品小売 フレイザーズグループ(Frasers Group)が取得(その後、3ヶ月で閉鎖)するなど、売却の動きが進んでいる。

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