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「ビフルカツム」がデビュー デザイナーはジュンヤ ワタナベでパタンナーを経験

Image by: BIFURCATUM

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「ビフルカツム」がデビュー デザイナーはジュンヤ ワタナベでパタンナーを経験

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 デザイナーの河村奈央子が手掛ける「ビフルカツム(BIFURCATUM)」が、2026年春夏シーズンで本格デビューする。9月7日から9日までの期間開催される合同展示会「CENTER」に出展する。

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  デザイナーの河村は、4年生大学で服飾史や人文学を学び、一般企業に就職するも、ファッションへの興味が捨てきれず、エスモードジャポンに入学。在学中に東京都が主催するNext Fashion Designer of Tokyoで大賞を受賞し、卒業後はコム・デ・ギャルソン社に入社。「ジュンヤ ワタナベ(JUNYA WATANABE)」でパタンナーとして勤務した。

 在職期間中に並行して、在学中に受賞した同アワードの特典として、パリファッションウィーク中に行われたTranoï Showcaseに参加。今年3月には国内でプレデビューコレクションの展示会を開催した。ショー向けのピースだけでなく、将来的なブランドビジネスを見越してブランド名やコレクションを再構築し、今シーズンからビフルカツムとして本格的に展開する。

 ブランド名は、シダ植物の一種である「ビフルカツム」が由来。ブランドのキーワードに掲げる「機能と造形」と同様に、デザインのインスピレーションとして、植物や自然、動物の生態などがあることから命名した。また、コンセプトは「Athletic form」とし、アウトドアウェアやスポーツウェアをベースとしながらモードなスタイルの提案を目指す。

 2026年春夏コレクションのコンセプトは「Shangri-la」。空想上の遠い世界の話ではなく、身近な自然や、植物をていねいに観察することで手に入れられる美しさに、桃源郷のような理想像を見出したという。アウターやトップス、ドレス、スカート、パンツなど14型を展開。価格帯は、アウターが7〜13万円台、トップスが1〜2万円台、ドレスが8〜9万円台、ボトムスが4〜8万円台となっている。

 ファスナーをパターンの”延長”として取り入れたデザインが特徴で、ドレスのウエストからヒップにかけてのボリューム感や、バックスタイルのシルエットを立体的に見せ、スポーティな素材を都会的なスタイルへと昇華させている。また、観察アーティストのeve.asamiとコラボレーションし、鮮やかな花のグラフィックを随所に採用した。

 河村は「アスレチックやスポーツの要素は、素材の機能性に捉われず、行動のための必然的なディテールとして参考にしている。そうしたユーティリティは保ちながら、ファッションとして楽しめるものを作りたかった」と説明。アウターやドレスはファスナー使いによってシルエットの変化を楽しむことができ、手持ちの服とのレイヤードなども提案する。

 また、ブランドと並行してフォトシューティングプロジェクト「ミーツ・ザ・フォルム(MEETS the FORM)」を始動。「カタチに出会う」をコンセプトにパラアスリートやパフォーマーなど、独特な身体を扱う人に、機能と造形をキーワードにしたブランドの服を着用してもらい、フォトシューティングを行うというもので、初回は元パラリンピック陸上競技選手の辻沙絵を起用し、「プロジェクトピース」を交えたスタイリングのフォトシューティングを実施した。今後アーカイヴが溜まり次第、フォトブックを制作する予定だという。

BIFURCATUM 2026年春夏

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