コーセーとマルホの合弁会社であるコーセーマルホファーマが、乾燥肌治療薬ブランド「ヒフニック(Hifunic)」をローンチする。有効成分「ヘパリン類似物質」を配合した、「メディカルC. HD®L」(第2類医薬品、50g 1705円)と「メディカルC. HD®クリーム」(第2類医薬品、50g 1705円)の2品を揃え、9月16日に一部ドラッグストアで発売する。一般用医薬品(第2類医薬品)を販売するのはコーセーグループ初。
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コーセーマルホファーマは、2019年にコーセーとマルホの合弁会社として設立。2020年に高保湿機能を備えたスキンケアライン「カルテHD」をローンチし、保水有効成分「ヘパリン類似物質HD」を配合した化粧水や乳液を揃え、医薬部外品による肌を健やかに保つための“デイリーケア”として展開。誕生から5年で累計販売数1100万個、取扱店舗数1万38店舗と拡大する。
大きく拡大はするものの、デイリーケアだけでは治らない、また早く治したい肌の乾燥やいつもと違うつらい症状、つらい乾燥などに悩んでいる人に向け、乾燥肌の“治療”を目的に一般用医薬品(第2類医薬品)としてヒフニックを開発した。同社によると、乾燥肌や肌荒れの症状に悩む人は日本に約5000万人いるが、そのうちの7割が医療機関の受診に至らず、症状が改善されないままでいるという。この状況を踏まえ、一般用医薬品の提供を通じて治療の必要性を発信し、一人ひとりの肌悩みに幅広く貢献することを目指す。
ヒフニックには、マルホ製造のヘパリン類似物質を一般医薬品に初めて配合し、ジュレとクリームの2タイプを発売する。ヘパリン類似物質の保水(皮膚バリア機能改善)、抗炎症、血行促進作用により、肌表面の水分が蒸発するのを防ぎ、肌をうるおいのある状態に保つ。乾皮症や手指の荒れなどの皮膚諸症状に効果を有し、無香料、無着色かつアルコールフリーの低刺激処方で、敏感な肌にも配慮した。
ジュレ剤型のメディカルC.HD®Lは、ヘパリン類似物質を0.3g含有。みずみずしくベタつかないテクスチャーで、広範囲に塗りやすくも垂れ落ちにく処方に仕上げた。しっとりとした使用感のメディカルC.HD®クリームは、ヘパリン類似物質0.3gに加えてトコフェロール酢酸エステル(ビタミンE誘導体)を0.5g配合。ビタミンE誘導体が血行を促進し、肌の修復を助けながら、被覆性に優れた油分が多いクリームが密着して患部を守る。
コーセーマルホファーマの本田英二社長は、「乾燥肌や肌疾患に悩む人に向けて、まずはヘパリン類似物質の認知を広げたい。将来的には乾燥肌市場、ヘパリン類似物質配合カテゴリでのシェア1位を目指す。ヒフニックは医薬品であることから長期的な使用はできないため、疾患が治った時はカルテHDをデイリーケアとして使用するという相乗効果を狙いたい」と意気込んだ。
最終更新日:
◾️ヒフニック:公式ブランドサイト

Image by: ヒフニック

メディカルC.HD®L

メディカルC.HD®クリーム
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