桑田悟史が手掛ける「セッチュウ（SETCHU）」が、ブランド初となるフレグランスラインを発表した。5種の香りを揃え、価格は4万5000円を予定。DOVER STREET MARKET Perfume 各店で順次先行販売しているほか、10月中旬以降、国内の一部取り扱い店舗で発売する。

　セッチュウは、2021年春夏にブランドをスタート。折り紙から着想を得た"折る"などの原初的な所作を取り入れるなど、日本的平面性と西洋的立体性を融合させるテクニックで、ユニークかつイタリア製のアイテムを展開する。

　初登場のフレグランスには、ブランド開始当時から貫く「東西融合」のコンセプトを踏襲。混ざり合うことのない不思議で多様なあり方をち密に表現した。

　香りは、安らぎを与えつつも心を惹きつける5種をラインナップ。曜日と時間をもとにしたネーミングで、朝から夜明けまで、あらゆる時を彩る。「Monday, 9 am」は、玄米茶と共に過ごす朝を表現し、茶の甘美さと香ばしい米の記憶を香りに凝縮した。「Wednesday, 5 pm」は、柚子をはじめとする柑橘の懐かしさがクラシックな構造と響き合いながら漂い、「Thursday, 1 pm」は、川でのアユ釣りの記憶と、エバーラスティングフラワーの香りを融合。「Friday, 2 pm」は、夜更けの耽溺（たんでき）を讃える畳を思わせるウッド調に仕上げ、「Saturday, 8 pm」は、澄んだ湯浴みの清らかさと、大理石に触れるような官能の感覚をもたらすヒノキの香りをまとった。