

90年代後半から00年代にかけて、本紙にストリートスナップの記事をたびたび掲載していました。30年近く前の、都会の一瞬を切り取っただけの記事ではありますが、その背景を店や企業に取材し、ときには売り上げなどの数字も入れていて、当時の商売の動きも少しわかります。“平成リバイバル”など様々なレトロが注目を集めている昨今、改めて読み返すことで、ビジネスに通じるヒントが見えてくるかもしれません。ベテラン記者が振り返ります。
※本文は読みやすく直しています。社名やブランド名などは原文のまま掲載します。
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〝ミニベルボ〟大暴れ 夏のボトムはこれで決まり
1999年6月9日付

ベルボトムのジーパンを途中で切ったような〝ミニベルボ〟が、女の子の人気をひとり占めしている。カプリパンツやバミューダに代わってこの夏、大暴れしそうだ。
火付け役は渋谷109の人気ショップ、ココルル。トップに何を持ってきても可愛く着こなせるし、新鮮さが目を引いて、あっと言う間に広がった。前ボタンとパッチポケットがポイントで、70年代アイテムを今風にひねった形。一つは持っていたいパンツとして、まだまだ売れること間違いなさそう。
《記者メモ》
「ココルル」はジーンズがメインであり強みでした。こうしたヒットスタイルを生み出すだけでなく、岡山の有名ジーンズメーカーの出身である〝ジーンズの先輩〟とともに、製品に独自のこだわりも盛り込んでいました。
(赤間りか)
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