
ケリングのロゴ
Image by: FASHIONSNAP
仏ラグジュアリーグループ ケリング(Kering)のイタリアの労働組合が、現地時間10月21日の勤務開始時間から4時間、ストライキを行う意向を表明した。「グッチ(GUCCI)」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」など、ケリング傘下ブランドのイタリアにおける全従業員を動員の対象とし、ミラノとフィレンツェ近郊の町スカンディッチの2ヶ所でデモを計画している。
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ケリングのイタリア法人は昨年11月、グローバル戦略に沿い、月間のリモート勤務日を8日から4日に半減する計画を組合に通知。双方の対話のための猶予期間として合意は9月まで延期されたが、同労組によると、合意がないまま10月からリモートワーク日数が削減されたという。同組合はリモートワークなどの問題についてグループ側は対話する意思がないとし、ストライキ決行を決定。「イタリア法人の決定はグループの指示であることは明確で、従業員の権利を後退させる一方的な決定だ」としてグループの責任を追及している。
ケリングでは9月15日に新CEOに就任したルカ・デ・メオ(Luca de Meo)による指揮の下、売上の低迷と多額債務の改善を図る施策を推進している。今月19日にはロレアル(L’Oréal)とラグジュアリービューティおよびウェルネス分野における長期的な戦略的パートナーシップを締結したと発表した。取引総額は40億ユーロ(約7000億円)。
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