山本淳が手掛ける「ジュンワイ(Jun.y)」が、2ndコレクション「DRAW A LINE BLANK PIECE OF PAPER」の展示会を開催している。会場は資生堂銀座ビル 2階 ホワイエ。来場者からのオーダーも受け付けている。
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山本は1995年東京生まれ。文化服装学院を卒業し、国内ブランドでの勤務を経て、2023年に独立。2024年に1stコレクションを発表し、同年「装苑」の「feature mode」巻頭企画でルックが紹介された。12月には「VOGUE JAPAN」によるジョン・ガリアーノ(John Galliano)との座談会企画に参加。2025年8月に日本ファッション・ウィーク推進機構によるサポートプログラム「JFW NEXT BRAND AWARD 2026」で特別賞を受賞し、展示を行った。
コレクションのタイトルは、前述の企画で山本の印象に強く残ったガリアーノの言葉、「If you draw a line on a blank piece of paper, something will emerge from it and naturally lead you to the next page.(真っ白な紙に一本の線を描けば、そこから何かが生まれ、自ずと次のページへと導いてくれる)」に倣ったという。
前回の発表以降、山本は現在のファッション業界でデザイナーとして発表することに対し迷いや葛藤を抱えていたが、ガリアーノとの会話などから感銘を受け、一念発起して新作の制作に取り組んだ。「色々と考えすぎていた節があったが、ガリアーノさんのファッションに対する熱意や技術への視座の高さを目の当たりにし、とにかく手を動かしてみようとマインドシフトできた。試行錯誤の末に“良いもの”が見つかると、『やっぱりファッションは楽しい』と感じる。根源的な感情を思い出せたコレクションでもあった」と振り返る。



アイテムは、白一色のコレクションだった前シーズンから、地続きでもあり、対極でもあるモノトーンで統一。白と黒のレースを貼り合わせたオリジナルの生地は、適度なハリ感と抜け感を兼ね備える。さらにプリーツ加工を施すことで、軽やかでありながら構築的なシルエットを保つという独特の立体感を出した。反対に、形状記憶性が肝となるプリーツ加工を基礎としながら、広げると元に戻らず、徐々にクラッシュプリーツのように変化していくオリジナルのウールジャカードも登場。また、1stコレクションで展開した尾州のジャカードはあえて表裏を逆に用いることで、柄が沈んだユニークな風合いが際立つ。こうしたテキスタイルの独自性も、コレクションに強度を与えている。








山本はこうしたテキスタイルへの意識を、「必ずしも希少で高価な生地を使わなくても、アイデアと技術の積み重ねで独自の“価値”を作り出せる。生地のアイデアを形にし、最適なパターンやそれを再現する縫製を模索していくと、点と点が結びつく瞬間がある」と説明する。
過去2シーズンを通じて、プリーツやシャーリングといった、自分の手を“反復的に動かした軌跡”が表れたようなディテールも特徴的だ。山本のデザイン美学を落とし込んだような、90センチメートル四方の巨大なキャンバスに無数のラッフルを手作業であしらったスペシャルピースも展示している。そのほか、オリジナルの生地やデザインを施したフロアライトやチェア、テディベアのぬいぐるみもラインナップ。価格帯は、ジャケットで20〜40万円台、ドレスで10〜50万円台、ショート丈のボトムスで8〜12万円台、ロング丈のボトムスで7〜12万円台など。そのほか、Tシャツで2〜6万円台、シャツで6〜9万円台、ポロシャツで4万円台といった、ブランドらしい素材とディテールを踏襲しながらもエントリーとして手が届きやすい価格設定のアイテムも揃う。




最終更新日:
■Jun.y “DRAW A LINE BLANK PIECE OF PAPER”
日程:2025年10月28日(火)〜11月2日(日)
時間:11:00〜19:00(11月2日のみ11:00〜18:00)
会場:資生堂銀座ビル 2階 ホワイエ
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