「ゲラン（GUERLAIN）」が、約200年にわたるメゾンの歴史を収めた書籍「Guerlain, Visionary since 1828」を、11月13日に発売する。パリの出版社アスリーヌ（Assouline）より刊行され、同社の公式オンラインストアで取り扱う。

　ゲランは1828年、フランス・パリで創業。世界で初めて美容液や繰り出し式リップスティックを開発し、現在では一般的な成分となったコールを用いたアイライナーの提案など、革新的なアプローチで新たな美を提示してきた。“輝き”という概念を打ち出した「テラコッタ ブロンジング パウダー」や、代表的なフレグランス「シャリマー」「ジッキー」「ラ プティット ローブ ノワール」も、時代のトレンドを生み出してきたプロダクトとして知られている。

　同書では、19世紀から20世紀にかけて広告を彩ったスケッチやイラスト、現代アーティストやクリエイターとのコラボレーションなど、ゲランの歩みを豊かなヴィジュアルとともに辿る。フランスのファッションジャーナリスト兼作家アンティゴーン・シリング（Antigone Schilling）が、“発明”と“エレガンス”というメゾンを象徴する精神を紐解き、作家ローレンス・ベナイム（Laurence Benaim）が序文を寄せている。

　出版元のアスリーヌは、1994年にプロスパー&マルティーヌ・アスリーヌ夫妻（Prosper & Martine Assouline）がパリで創業した、カルチャーに特化した世界初の出版社。知識、文化、旅への情熱を原動力に、これまで5つの主要コレクションで2000冊以上を刊行。特別版やライブラリーアクセサリーも手がけながら、世界を代表するブランドやアーティスト、フォトグラファー、作家、デザイナーとの協働を通じて、現代出版のあり方を再定義し続けている。

関連記事

ゲランが新サステナビリティ プログラムを発表　特設サイトでナビゲーション体験を提供

BEAUTYビジネス

◾️アスリーヌ：公式オンラインストア