ZARAがルドヴィックデサンサーナンと初コラボ、スタッズを配したレザートレンチコートなど展開

Video by: ZARA

　「ザラ（ZARA）」が、デザイナーのルドヴィックデサンサーナン（LUDOVIC DE SAINT SERNIN）と初のコラボレーションコレクションを発表した。11月17日から一部店舗および公式オンラインストアで取り扱う。

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　ルドヴィックは、ベルギーのブリュッセルで生まれ、ロンドンとパリを拠点に活動するフランス人デザイナー。デュペレ応用美術学校（l’ESAA Duperré）を卒業後、「バルマン（BALMAIN）」のデザインチームで経験を積み、2017年に自身の名を冠したブランドを設立した。2018年に「LVMH Prize for Young Fashion Designers 2018」のファイナリスト9組に選出。2022年には「アンドゥムルメステール（ANN DEMEULEMEESTER）」のクリエイティブディレクターに就任したが、2023年秋冬コレクションの1シーズンのみを手掛けた後に退任し、その後2025年1月には「ジャンポール・ゴルチエ（Jean Paul Gaultier）」のゲストデザイナーとしてパリ・オートクチュール・ウィークでコレクションを発表した。

　コラボコレクションは、ニューヨークの持つ「エネルギー」「自由」「多様性」を表現したレディ・トゥ・ウェアやシューズ、アクセサリーをメンズとウィメンズで展開。1980年代初頭のストイックなムードと、ルドヴィックのルーツである1990年代後半から2000年代初頭のイージーシックな雰囲気を再解釈し、グラフィックモチーフやディテール、シルエットに落とし込んだ。

　アイテムは、ブランドの象徴であるメタルアイレットを再解釈したポリッシュドクロームのスタッズを配したレザートレンチコート、ミニドレス、スタックベルト、グローブなどをラインナップ。そのほか、軽量メタルメッシュ素材を採用したホルターネックトップ、コラムガウン、ミニスカートや、艶感のあるウールやシルクダッチェスサテンで仕立てたテーラリングアイテム、ワックス加工を施したストーンウォッシュデニム、しなやかなカーフスキンを用いたコート、パネルボンバージャケット、トラウザー、ジェットブラックのヘアカーフレザーを使用したカーコートなどを用意する。価格帯は5990〜15万5990円。

　マンハッタン舞台にしたキャンペーンフィルムは、映像作家のゴードン・フォン・シュタイナー（Gordon von Steiner）が監督を担当。ルドヴィック本人に加え、アレックス・コンサーニ（Alex Consani）やアメリア・グレイ（Amelia Gray）といったルドヴィックがキャリアの初期から共に歩んできたモデルが登場した。ルドヴィックは同作について「本作の核となるテーマのひとつは“白昼夢”です。いま起きていることが現実なのか、その曖昧さと共に、より大きな夢を持ち続けることの大切さを世界に伝えたいと考えました」とコメントしている。